NAMM 2014ショーレポートでもお伝えした、Bule Microphones初のヘッドホン Mo-Fi。
まずはその特徴的な外観から見て行きたいと思います。
完全に耳を覆い高い遮音性とフィードバックを防止するイヤーカップ。数あるヘッドフォンの中でも、独自の美しいアーチラインを持つヘッドバンド部はイヤーカップ同士を平行に保つ機構を持っています。
レーシングカーにインスパイアされたという多関節の構造は、着用するユーザーにフィットし、そのデザイン以上に抜群の着けごこちです。
本体上部には、セレクターが見えますね。ここはアジャスタブルテンションノブ。
頭のサイズに合わせて最適な締め付け具合を調整することで、ユーザビリティーを向上し、装着性能を向上しています。
Mo-Fiの特徴
最大の特徴も言えるビルトインヘッドフォンアンプ。昨今、モバイルプレーヤーとあわせた高性能なヘッドフォンアンプが日本国内でも人気となってきてます。
Blue社は、ヘッドフォンの開発にあたり、自らの手で高性能のヘッドフォンアンプを搭載することを決めました。
これは、専用のアンプで駆動することでヘッドフォンのドライバー自体が本来の性能をフルに発揮することができるようになるというこれまでにないメリットを持っています。
もちろん、スタジオ用途では、アンプ部駆動が不要の場合もありますので、状況によりバイパスすることもできます。ジャック側面の切り替えスイッチで以下の3つのモード切り換えが可能です。
1.「passive」アンプを使用しないモード。一般的なヘッドホンと同じ状態です。高出力のアンプと繋ぐ場合に。
2.「active」出力240mW、SN比105dBのカスタムパワーアンプを駆動。低出力の音楽プレイヤーなどで使う時に。回路は全てアナログでD/A A/Dはしません。
3.「enhanced bass」低域を強調し、パワフルなサウンドで音楽を楽しめます。
公式動画からも、スタジオリスニングを始めストリートでの使用にも適したデザインになっているのがわかります。
スタジオクオリティの高品位ヘッドホンをそのまま街中に持ち出して、いつでもどこでもリファレンスモニターとして使えるという素晴らしい機能。
もしこの予測が的中すれば、これまでに無かった「持ち出せるスタジオリファレンス」というコンセプトを持つ利便性の高いスタジオヘッドホンとして大きなメ可能性を秘めているヘッドフォンですよね。
Writer Fukuyama
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