AES の広報誌 “The AES Daily“でNEUMANN U47 FETの復刻を伺わせる記事が掲載されました。
WWII後、世界中のレコーディングスタジオで名盤を録音したNAUMANN U47でしたが、リッチでウォーミーなサウンドの元となるVF 14 M真空管が生産完了になったため、やむを得なく生産終了に。その後継機種として1969年に生まれたU 47 FETは、先代の真空管回路をFET式に変え、本体を約半分の全長にサイズダウンしたモデルです。
U47という名前を受け継ぎながらもやはり回路が真空管とFETという違いのため元祖と比べてサウンドカラーは別ものですが、その代わりにU47 FETは独自の魅力あるマイクとして仕上がっていて、低域の集音力の高さとサウンドカラーに人気が高く、70年代音楽を象徴するマイクとして輝きを放っていました。
そのU47 FETがAES 2014で復活を果たすとのこと。ブティック系メーカーがU47 FETのコピーモデルとも言える製品を販売する中、ようやく本家から復刻版が登場。ビンテージ志向のマイク市場に新たな一石が投じられることとなりそうです。
(気になるのは価格。ヴィンテージ中古市場だと40万円はくだらないモデルですから。)
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