コンパクトながらもこの業務然としたルックス。ジェフ・タンナー氏の手により、Neveを継承するといってもいいAURORA AUDIOから、AES 2014で登場したのはマイクプリアンプ Stinger。仕様は基本的に、1999年に登場した同社ディスクリートの2chマイクプリアンプGTQ-2を引き継ぎ、1チャンネル化。DAW環境のそば、デスクトップ上にレイアウトしたくなるサイズ感、デザインですね。
マイクプリ部には3バンドEQが搭載。
・Low 80Hz
・Mid 400Hz, 1,600Hz 3,200Hzからチョイス可能
・High 12KHz
そして信号は 100mmのRSフェーダー(オプションで P&Gフェーダーも選択可能)でバランスアウトからのレベルをコントロールし、DAW側へ送ることになります。
また、DAW環境を想定して設計されたことが分るのがInstruments入力の装備。DAW上にマイクシュミレータプラグインを立ち上げ、マウスを操作しながら、ベース、エレクトリックギター、シンセを弾きDAW上にトラッキングしていく。最近ではこんなスタイルが多いと思いますが、マウス横にStingerを置き、効率的に操作が出来そうです。そして、Neveカラーを継承する中域が厚く、倍音豊かなサウンド。いつものオーディオインターフェース直繋ぎのサウンドに飽きた方にお勧めです。OVERDRIVEつまみが装備され、このあたりの歪み/倍音のコントロール幅も持てそうです。国内発売情報をお待ち下さい!
Writer : Tsuneyoshi
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