Solid State Logic (以下SSL)がミドルクラスアナログコンソール XL-Deskを発表!本国では既に11,750ポンド($19,999)で販売が開始されています!
近頃 DAW との連携を強く意識した製品のリリースが続いていたSSLの新製品はなんと純粋なアナログコンソール。DAWコントローラーなどの機能は搭載しておらず、その代わりに VPR 500 スロットや多くのINSERT端子を装備し、アナログ領域での拡張性に幅を持たせたミドルクラスのコンソールです。
XL-Deskは24ch(40+入力)の入力を持ち、1〜8chまでにそれぞれ1基づつ、合計8基のVHDプリアンプを装備しています。そして最大の特徴としてVPR500モジュール専用のスロットを18口も用意されており、そこにVPR500モジュールを挿すことでXL-Deskを自分好みのサウンドにカスタムしていくことができます。
そしてなんと嬉しいことに XL-Deskはこのスロットの17〜18番目のスロットにSSL Stereo Bus Compressor moduleを標準搭載しています。SL4000G系のコンソールに搭載されていたあのバスコンプのサウンドを始めから使えるのは大きなアドバンテージです。
しかしこのミドルクラス卓にVPR500モジュールスロットというコンセプト、昨年の AES 2013で発表されたAPI THE BOXと似たような印象を受けるかもしれません。小型サイズでDAWシステムの側に置き、レコーディングやミックスでアナログミキサーの良さをVPRモジュールの楽しさも加えながら活かせる「アナログセンターピース」としての役目がTHE BOXの特徴でした。しかしXL-Deskはそれに加えアナログの入出力を豊富に装備することで、アナログ領域での拡張性を確保。アナログサミングはもちろん、複数のアウトボードやアナログコンソールと繋がることで、よりサウンドに幅を持たせることができるのです。
Mix Bus:8
Insert points:42
Direct Output:36
ほか
この他モニターセクションにステレオ3セット+1ウーファーのベースマネージメント機能を搭載するなど、5.1サラウンドソースへのアプローチも視野に入れたニクい仕様。
まだ日本では近日発売ということでまだ実機を見る事ができないため、LAからの詳細な写真と追加情報が楽しみです!
コメントを残す