遂に開幕の AES 2014。注目の新製品が多いなか事前のプレスリリースから大きな注目を集めたのが本家NEUMANNから忠実な復刻を遂げたU 47 fetではないでしょうか。
まさにオリジナルプロダクトと見分けがつかない精巧な造りは、NEUMANN社内の設計図を元にしたということからもうなずけます。オリジナルのリリースは1969年、もはや伝説とも言えるU 47(tube)に利用していた真空管VF14の入手性が悪くなったことと、半導体素子の進化により誕生したのがU47 fet。
U 47と同一のK47カプセル(ダイヤフラム)を使用したそのサウンドは独特の質感を持ち今でも愛用者の多いビンテージマイクの一つ。特に低音系の楽器の収録には欠かせないものとなっています。
ウッドベースやベースアンプなどではファーストチョイスとして選ばれることが多いそのサウンド。どこまでの再現がされているのかそのサウンドに注目が集まるところです。
出荷はAES2014 初日の今日から開始価格は$3999とのことです。国内でデモユニットを入手次第試聴レポートなども行いたいと思っています!お楽しみに!
IBCレポートなどでも登場しているKHシリーズのフラッグシップであるKH420/410も展示。Rock oN店頭でも人気のKH120のキャラクターを考えるとラージモニターとして是非とも候補にあげていただきたい機種だと思います。
会場のサウンドでもその実力を感じることの出来る高いレベルでの解像度とニュアンスの両立。特にアコースティック系の収録が多い方はお試しいただきたいと感じます。マイクで拾ったサウンドの再現性は他の追従を許さないレベルだと感じます。さすがはマイクメーカーのチューニングしたスピーカーといったところでしょうか。
Writer Y.Maeda
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