Eclipse発表以降、Orion32そして最新Zen Studioまで、従来のリスニングオーディオマーケットからプロダクト開発の軸足がプロダクションよりになってきたAntelope Audio。AES2014では、その方針を裏付けるように制作向けの新製品3機種を一挙リリース!
●Pure2 (※ラック最上段)
PURE2は、マスタリンググレードの2ch AD/DAコンバーター(24/192 kHz)とマスタークロックの複合機です。mini Eclipseとでも形容されるそのコンセプトと仕様は、Eclipse384のサウンドクオリティはそのままに、チャンネル数や用途機能を個人や小規模スタジオ向けにしぼる事で価格を大幅にダウンサイジング。2ch仕様、マスタリングクオリティの音質と正確さをあらゆるスタジオに提供します。
12月末の発売を予定、予価US$2195、とにかく試したいと思わせてくれる逸品です!
●SATORI (※上から2段目)
Zen同様日本語からネーミングされているSATORIはAntelope初のアナログサミングエンジン + モニターコントローラーです。リコール可能なソフトウェアでアナログエンジンを動かすというコンセプト、そしてZen Studioでも感じさせた豊富な入出力は、幅広いユーザーのニーズに応えるものです。
ステレオ入力 ×8系統
モニター出力 ×4系統
サブウーファー出力 ×1系統
ヘッドフォン出力 ×4系統
トークバック出力 ×3系統
SATORIはEclipse 384のアーキテクチャーを継承し、マスタリングクオリティの音質を誇ります。リレー回路式のボリュームアッテネーターを搭載しどのような音量であったとしても完璧なステレオイメージを保ちます。
サミングエンジンとモニターコントローラーという一見不思議な組み合わせの本機。しかし個人規模の小規模スタジオに導入したい機材の1,2を争う2つの役割をシンプルにSATORI1台で導入でき、豊富な入出力でバンドユースにも対応。SATORIはZen Studioのコンセプトにも似た懐の深い製品です。
●Orion32の可能性を拡張する、32chマイクプリ『MP32』
MP32はソフトウェアによるリモートコントロールが可能な32chマイクプリアンプ。デザインからお気づきの方もいる通り、Antelope AudioはMP32と32ch入力を可能とするOrion32とのコンビネーションを推奨しています。たった3Uのスペースに32chフルマイクプリを装備したパワフルなオーディオインターフェースを構築出来る製品、他社では意外とないと思います。
こちらがコントロール用のソフトウェア。入力タイプ(マイク/LINE/ Hi-z)と入力ゲインがコントロール可能。PCとの接続はUSBとなるため、舞台上の演奏者側からFOHまで長距離を引き回すことは想定されていませんが、その代わりソフトウェアを利用した設定のリコールを特徴としています。 Orion32ユーザーの方向けに優待販売も予定しているとのことですのでご期待ください!
今回、AES 2014で登場したAntelopeの3つの新製品はどれも卓越したアナログ技術をソフトウェアでシンプルにコントロールするコンセプトを持っていますね。卓越したクロック技術から生み出される正確なサウンドに、柔軟な機能性を付加した充実のラインナップ、12月のリリースが待ち遠しい!
Writer Takemoto
問題.
AES 2014の開催地にもなっているここLAは、過去1932年と1984年の2度に渡って夏期オリンピックの開催地になっています。
さて、次の3つのうち夏期オリンピックの種目競技ではないスポーツはどれでしょうか?
(1) レスリング
(2) スノーボード
(3) バスケットボール
正解者の中から抽選で1名様に、表記されているスペシャル特価でのご購入権利をプレゼントいたします!
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