Hear Technologies社は、国内での知名度は高くはありませんが、AVシステムの設計から、音響解析、ビデオ設備などを提供するQuantum Technologies社のプロオーディオ製品部門です。
コンシューマーをはじめプロフェッショナルまで求められるシステムを提供することを目的としているとのこと。
今回注目の Cueシステム”heat bak pro”Cueシステムなので、親機と子機が必要となります。
写真のスタッフの方が持っているのが親機の”hear back PRO hub”になります。
※製品仕様PDFは、リンク先ファイルをご覧ください>>http://www.heartechnologies.com/downloads/Hear-Back-PRO-Brochure.pdf
フロントパネルでは、各チャンネルの信号のモニタリング、インターカムボタン、プリセットボタンが配置されています。
本体背面のレイアウトは、右からDsubのアナログ入力、子機と接続するイーサネットポート、USB端子にHBUS用のイーサネットポートがもうひとつついています。
HBUSは、デイジーチェーンでhear back PRO hubを接続しシステムを拡張する際に使用するポートです。
子機用のイーサネットポートが8個並んだスペースの隣は、現在ブランクとなっていますが、将来的な拡張用途に用意されているようです。
こちらが子機のhear back PRO mixer。
4×4でレイアウトされているエンコーダーが各ちゃんねるのボリュームとなります。下部のボタン配列は左からPAN、Aux Input、マスターコントロールノブ、プリセット、インターカムという並びです。
非常にシンプルなレイアウトでとっさの出来事にも素早く反応することができますね。
デジタルのCueシステムでは、往々にしてチャンネルをセレクトしてからボリューム調整というタイプが多いので、ダイレクトにチャンネルを操作できるのは、アナログのCueシステムライクで多くのプレイヤーから支持を得そうですね。
本体上部は、主にオーディオ入力の端子がレイアウトされています。
左から、ステレオミニアンバランス入力、インプット切り替えスイッチ、Aux XLR Micインプット。
本体の下面には、出力系統が配置されています。
TRSバランス出力がL/Rチャンネルごとに一つ、ミニステレオヘッドフォンアウト、TRSバランス出力アウト、接続用のイーサネットポートの並びになっています。
国内でのCueシステムといえばFURMAN、Aviom、conisisなどありますが、デジタル系のCueシステムでこれほどシンプルなインターフェースなら、いまのシステムからの乗り換えも容易です。
デジタル系Cueシステムを躊躇されていた方に、ぜひおすすめですね。
ブースの中に壮観なラックシステムを発見しました。
上段から、
freedom back、、、、ステレオワイヤレス・システムのトランスミッターです。下記写真のものがレシーバーです。A帯B帯両方に対応しています。
hear back PRO hub、、、hear cavk PRO のメインシステムとなるハブ。
hear back 、、、hear back PRO hubと比べ、オーディオシグナルが8チャンネルとなる、エントリーモデル。
mix back mixer 、、、パッシブスプリット16×12×2×2ミキサー。12のモノラル入力、出力、2つのステレオ入力、出力という構成です。
hear backシステムにイーサーネットケーブル経由でダイレクトに出力することができます。
こちらなんだと思いますか?
実は、ヘッドフォンの上から覆うように使用する”hearBuds”とよばれるイヤーピースです。カバーサイズは3種類ラインナップされています。
ステージや、ノイズが多い環境で低音量でのモニタリングを実現するするためのモニター用ヘッドセットというわけです。
Writer Fukuyama
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