直前情報でも、アナウンスされていたとおり、iZotopeブースでは、マスタリング定番ソフトの新製品Ozone 6 & Ozone 6 Advanced、先月発表さればかりの最新のオーディオ修復ツールRX4を展開。
オーディオトリートメントの定番ソフトとして、もはや欠かせないツールである同ソフトのアップデートは、多くのクリエイターにとって注目の的であることは間違いありません。
全体的なレイアウトは、フラットデザインが採用され、視認性の向上が図られているようです。
中央部分では、選択したモジュールのパラメータが表示されていますね。(上記写真では、Equalizerが選択されている状態)
ユーザーインターフェースの更新はとても秀逸で、特にファーストインプレッションでこれはすごいと感じたポイントをいくつか上げてみたいと思います。
・EQセレクト時にアナライザー上でQカーブ幅が調整できる、、、画面レイアウトだけでなく、各パラメーターの調整にも進化が見られます。アナライザー上のイコライザーポイントを選択すると、その画面の下にQ幅を選択するバーが現れアナライザー上で、ほぼ、マウスポイントを動かすことなく調整できます。
さらに、前バージョンのOzone 5では、Qカーブの種類を選択時、Low shelf、Hi-passなどの文字表記となっていましたが、今バージョンでは、図で表されており、より直感的なアクセスが可能となっています。
・各モジュールの順番をワンドロップでいれかえたり、新規モジュールを追加できる、、、画面レイアウトは下部がチャンネルストリップとなっており、ダイナミクスやEQ,ステレオパンナー等のモジュール順序を即時に選択し、インサートの順番を入れ替えたりすることができます。
代理店のタックシステムからの情報では、2014年9月1日以降に『Ozone 5』、『Ozone 5 Advanced』をご購入された方は、iZotopeアカウントにて自動的にOzone 6または、Ozone 6 Advancedへ無償アップグレードできます。
同時に、10月28日(火)まで「Ozone 6 発表記念キャンペーン」として、6に無償アップグレードできる 『Ozone 5』、『Ozone 5 Advanced』が格安で販売されます。もちろんRock oNで販売中ですので、このチャンスにお得に『Ozone 6』『Ozone 6 Advanced』を手に入れておくといいかもしれません。
先月、日本国内でもリリースされたオーディオリペアの定番ソフトRX4。高品質かつ操作性に優れ、ミュージシャン、オーディオ・エンジニア、そしてポストプロダクションスタジオなどに多くの実績を持つ同ソフトウェア。
リペア機能は当然のことながら、さらに次なるステップとして、DAWとの親和性と、オーディオ解析における次世代の機能が魅力的です。
新機能のRXコネクトにより、Pro Toolsやlogicンドを始めとする各種DAWとのワークフローを大幅に改善。さらに快適で確実な作業が可能となり、RX4 AdvancedではEQ matching、Ambience matching、Leveler、Loudnessと言った強力なモジュールが追加されました。
さらに、次世代のイコライジング機能、EQマッチを搭載。
EQマッチは、異なる音像のソースを解析し、音像特性を合わせミックスに一貫性を持たせることができる機能。レコーディング環境によって異なる音像を持つソースの特性を合わせることによって、ミキシング時に簡単にまとめることができます。
ボーカルのていく事による距離感や異なる部屋でレコーディングしたギターのテイクなどのミキシングで役立ちそうです。
EQ特性解析といえば、Nugen Audio SEQ-Sなども昨今話題となり記憶に新しいところ。みなさんもうお試しになりましたでしょうか。マッチさせることとは反対に、あえてマッチさせないことでソースの分離感を分けるという使い方もおすすめです。
昨今飛躍的な進化をとげるオーディオトリートメントソフトウェア!ミキシング時の強力なアシスタントになるのは間違いありません。
Writer Fukuyama
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