AKAI Professional好調な新製品ラッシュ!フルアナログとフルデジタル両極端を同時に出す開発力はさすが。
早速個性溢れるNew Productをチェックしていきましょう。
TOM CAT
フルアナログのリズムマシンAKAI RHYTHM WOLFの登場から短期間で兄弟機TOM CATが登場!
80s感溢れるネーミングセンスの本気はパネルレイアウトやアナログ5VOICEの内部構成はRHYTHM WOLFそのままに、RHYTHM WOLFではアナログBASS SYNTHだった部分がDISCO TOMSに変更!
そして各インストゥルメントのキャラクターがより過激になっています。クラップやスネアのディケイ可変幅が広がっており、FULLにロングディケイにするとノイズに使えそうな強烈なスナッピーサウンドになります。
その名もズバリなDISCO TOMSはトゥクトゥクトゥ〜ンと鳴り響き、荒れたキックとスネアのシーケンスに絡めれば、ダーティなダッチ系ジャッキンハウス系やテープっぽいイタロハウスにバッチリはまりそうです。独特の軽さとアタックのバランスが面白いです。
TIMBRE WOLF
そしてAKAIの突然のフルアナログ路線にもう一匹の怒れる野獣が参戦!その名もTIMBRE WOLF!遠くから見た感じではツマミのレイアウトから1VCO、1VCFのEGがAMP用とフィルター用で二基の構成かな〜と思いましたが、近寄ってみてびっくり!色分けされた部分の名前を見るとVOICE1~4とあります。そうです。4VOICEのポリシンセなのです!
しかも触ってさらにびっくり、中域に若干の荒れのある図太いリードサウンドがでました。見てみるとユニゾンモードになっておりました。つまり4OSCのユニゾンです。単純にOSC数で言えばあのminimoogよりも1つ多いモノフォニックサウンドになります。HOWLなる野獣パラメーターもあり、これは是非実機を触ってみて下さい!
モードはモノ、ポリ、ユニゾンの3つから選択可能。また入出力をみてみるとVOICEのパラだしやGATE TRIGのin/outなどがあり、外部アナログシンセとの連携も視野に入れた作りになっていました。
また最大32STEPのシーケンサーも内蔵されており、各ボイス毎に設定可能との事。実機で試す事は出来ませんでしたが、MIDI出力Chも4系統あれば、とても強力な仕様と言えるでしょう。
ポリモードの時に書くVOICEの設定が個別のままキープ出来るかどうかが確認出来ませんでしたが、もし出来ればVERMONA ENGINEERING Perfoumerシリーズの様なうごめくコードも作れるでしょう。早く完成版の実機が触ってみたいです!
ADVANCEシリーズ
高精細液晶ディスプレイ、8つのロータリーエンコーダーノブ、RGBカラーに光るMPCパッド、AKAI Professionalのキーボードコントローラー史上最も野心的なプロダクトが登場。鍵盤数は25、49、61の三種類。
また本体にはVSTプラグインインストゥルメントをDAW無しで直接コントローする為のホストアプリケーションソフト「VIP」が付属。VSTプラグインインストゥルメントをスタンドアローンでハードウェア楽器の様に扱えるとの事。
実際の操作は凄く簡単。VIPはコンピューター内にあるVSTイントゥルメントをスキャンします。「PLUGIN」「ARTIST」「INSTRUMENTS」「TIMBRE」「STYLE」「ARTICULATION」といった分類にソートされます。本体ディスプレイもしくはVIP上でさくっとブラウズして好みの分類から選んでさくっとアサイン出来ます。
アサインしすれば後はロータリーエンコーダーで即座に主要パラメーターのEDITが可能。この簡潔さは凄いです。
そしてVIP内には8つのスロットがあり、各スロットには個別にVSTインストゥルメントを立ち上げ可能。同時に演奏したり個別にEDITしたりとかなり柔軟な演奏が可能になります。
またスタンドアローンのMIDIキーボードしても勿論動作。注目の的となること間違い無しですね。
Writer. ACID渋谷
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