説明不要の伝説とも言える設計者Rupert Neve氏率いるRND(Rupert Neve Design)はVPR Moduleを積極的にリリースしていますが、遂にそのこだわりをもって電源を設計しVPR互換ラック”The R6″をリリース。
電源を供給するラックによってその音質が変化することはVPRをお使いの方であればご存知かと思います。Arrivalで訪問したAurora AudioのGeoff氏もこの電源の問題に触れ、ココが解決できなければ満足のいくプロダクトが作れないからVPRのリリースは無いと行っていたことを思い出します。
RNDにとって、自社のプロダクトを満足のレベルで動作させるためのこだわりを持った電源モジュールがこのR6といえるのではないでしょうか。
そのこだわりが分かるのがフロントパネルに設置されたCurrent Draw Meter=消費電力計消費電力の差の大きいVPRのモジュールがこの電源部分からどれくらいの供給を受けているかを確認することの出来る機能。この装備からも電源に対してこだわったことを感じます。
もう一つの新作が、”RNDI”。こちらはその名の通りDirect Box。Rupert Neve氏の設計によるその新しい回路だということ。
地味なプロダクトかもしれませんが、国内でもその人気が広がりつつあるRNDのDIということで要注目です。先ずはベースから通してそのサウンドのクオリティを試してみたいですね。また、Speaker Loadも1000Wまで対応ということなので大出力のアンプのSpeaker OUTからの信号を拾うことも可能。こちらも試してみたいところですね。
ラックの上にさらっと置かれた缶バッチに、創設者への敬意が感じられます。
Writer. Yosuke
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