HEADER

パンくずリスト

フェードバナー(780px)

NAMM 2015

NAMM2015 Day1 : SEQUENCIAL(Dave Smith Instruments)

SEQUENCIALの名で突如現れたProphet-6。VCOやフィルターは全てフルディスクリートの6voiceアナログシンセが登場!

Namm2015Day1_A_192

Namm2015Day1_A_198 (deleted 415f231104d0e7fcbac4bb58fb0afc49)

Dave Smith Instrumentsのブースを訪れると予想だにしないマシンが置いてありました。
Winter NAMM2015開始直前にDSIが画像を小出しにしており、てっきりPRO2のラックバージョンが出展されると思っていたので、本当に驚きました。
dave-smith-instruments-namm-2015

そしてそれよりも私の目が釘付けになったのは本体に鎮座する「SEQUENCIAL」の文字です。どこにもDave Smith Instrumentsの文字がありません。SEQUENCIAL CIRCUITという社名はYAMAHAに買収されており、使用できないのでは。。

Namm2015Day1_B_87

またデザインがSEQUENCIAL CIRCUIT Prophet-5に非常に近く、Prohet12やPRO2に見られるような現代的なルックスではない点も、何かを物語っているようでした。

Namm2015Day1_B_85

ここで非常に心温まる話を耳にしました。

2013年、Dave Smith氏とRoland創業者の梯氏がグラミーアワードの「テクニカル賞」を受賞しました。

二人は30年前に今や音楽制作に不可欠のMIDI規格を制定。その貢献が讃えられ受賞となりました。特に梯氏の受賞は同賞の日本人個人での受賞は初めて!

梯氏のお名前通り、音楽の「架け橋」となるMIDI規格を世に送り出した意義は計り知れません。両者は受賞をきっかけに縁ができました。

4Day177_1-508x620

そして2014年、RedBull Music Academyの企画で来日したDave Smith史は梯氏と再会。

その後、梯氏の働きかけもありYAMAHAが所有権をDave Smith史に譲ったとの事。しかも無償で。
この3つのシンセメーカーの熱すぎる熱意によって生まれたのが、このSEQUENCIAL Prophet-6なのです!
Sequential-is-back-banner-smaller2

ほっこりしてしまった所で機能をチェックしてみましょう。

Dave氏ご本人が快くデモンストレーションを引き受けて下さいました。

それでは機能の速報です!

Prophet-6はその名のとおり6voiceのアナログポリフォニックシンセです。近年のDSI ProphetやPro2はDSPベースのオシレーターを搭載した言わばいハイブリッドなアナログシンセでしたが、Prophet-6はオシレーター、フィルター、アンプにフルディクリートアナログ回路を採用。正真正銘のVCO、VCF、VCA構成です。

VCOが生み出すノコギリ波、三角波、パルス波はこの新設計のフルディスクリート回路を通り、Prophet-5にインスパイアされた4PoleのLPFと、2PoleのHPFでプロフェットサウンドにシェイプされます。

Namm2015Day1_B_86

Dave Smithらしく、オリジナルを凌駕する新機能が多数備わっています。中でも最大64ステップのポリフォニックシーケンサーの搭載は大きいですね。アルペジエイター同様外部MIDIクロックに同期可能です。

さらにエフェクトはステレオのアナログディストーションと24bit/48kHzのデジタルエフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラス、フェイズシフター)を搭載。このエフェクトのチョイスもDave氏ならではですね。

気になる価格はまだ未定で、発売時期はセカンドクオーターとの事なので6月でしょうか。
これは期待できます!

Writer ACID渋谷

Namm2015Day1_A_201 (deleted 52429fa7808f37acc564947abb07e5bd)

 

Dave Smith Instruments

Writer.Shibuya

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars

現在、5点満点中、4.68点です。
この記事に対して、25名の方が採点に参加してくれています

Loading ... Loading ...
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

この記事に関するツイート


ショー・レポート記事を検索

ショー・レポート記事を検索

フェードバナー(244px)

  • mackie
  • mackie
  • mackie
  • Genelec
  • Genelec
  • Genelec
  • Genelec
crypton

注目記事ランキング

ジャンル別の記事を表示!

Twitter

Follow me

ページの先頭へ戻る