Winter NAMM 2015 のAVIDブースでのセッションは、副社長のTim Correll氏が社長のLouis Hernandez Jr.氏を呼びこむという力の入れ具合がビンビン伝わる豪華なプレセンター。
そして、社長のLouis Hernandez Jr.氏がそのままプレゼンをするという流れ!!今まで特定のステージにしか登壇をしてこなかったLouis氏のパワフルなプレゼンにより、どのような製品が紹介されるのか会場のボルテージは高まります!!
先ずは、コラボレーション。キーワードとして「Create」「Monetize」という2つの言葉が。製作をする、作品を作るという行為と、それを利益、お金に変えるというCreative Marketで重要なキーワードをつなぐ製品をAVIDはユーザーと共に生み出してゆく。
これは、昨年のNAB 2014からのAVID Everywhereの根幹に流れるコンセプト。そのためにPro Tools Cloud Collaboration、AVID Market Placeなどのサービス、アイディアを次々と発表してきています。
その具体的な製品としてPro Tools Firstのリリースがアナウンスされました。
このPro Tools Firstはなんと無償!!
インターフェースを見る限りは通常版のPro Toolsとの違いが見つけられないほど(ということは、機能的にも同等と考えられる)。制限としては、トラック数(16 Audio,16 Aux,16 MIDI,16 Instrument,4 Master)。
プラグインは21種類が付属。もちろんAAXでの追加も可能。InstrumentはExpand! 2が付属するという充実ぶり。少しの作業であればこれだけで十分とも思いませんか?Cloudでの連携機能も搭載される予定とのことで、Pro Toolsをまだ持っていないユーザーもPro Tools Cloud Craboration、AVID Market Placeのサービス、恩恵を受けられるようにするための布石と言える製品。
そして本命のPro Tools 12!!Collaboration機能、Market Place連携の強化など今後の作業のあり方自体を大きく変える数多くの機能追加がなされています。DAW単体としての機能追加はそれほどではありませんが、将来的にみて音声の制作現場に革命を起こすことになる!!と感じる更新。
クローズな環境から、オープンな環境へ、まさにAVID Everywhereな環境がPro Tools Firstと共に実現していくと感じます。また、ライセンスのSbuscriptionも正式に発表に。昨年Media Composerが行った変革をPro Toolsも実施することになるようです。Adobeが先鞭をつけたこのライセンス方式、簡単にいえば1年間の使用料を支払うという感覚でしょう。
これにより、ユーザーが得られるメリットは大きく、期間内であれば全てのバージョンアップが無償となるということでしょう。メーカーとしても開発した新機能をメジャーアップまで温めることなく次々と実装していくことになるということです。
特にコラボレーション等の開発にあたってはサービスの提供を受け取るクライアント側のあぷりけーしょんが 常に細心であることを求められることでしょう。これを実現するためと考えれば合点がいくのではないでしょうか。
AVID本国のWebではすでにEarly Accessの受付を開始。(http://connect.avid.com/PT-Early-Access-Sign-Up.html)「Doors opening soon」とのこと、Movie内でもQ1にはということでしたので期待が高まりますね!!次のNAB 2015では実際の使い方などのプレゼンテーションが行われていることになるのではないでしょうか?いよいよ現実のものとなってきたPro ToolsのCollaboration機能。これからも目が離せません!!!!
先日ご報告の通り、NAMM 2015の直前に行われたAvid 2014 Sales Performance Awardsの中で、Media Integrationが『2014 Top Audio Channel Parthner APAC』を受賞しました。
このトロフィーを会場で写真左から副社長のTim Correll氏と社長のLouis Hernandez Jr.氏、シニア・バイス・プレジデントJeff Rosica氏から直接お受け取りしました!!ありがとうございます1!!
授賞式の記事はこちら>>>http://www.miroc.co.jp/show-report/namm2015/archives/494
Writer.yousuke
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