AES NY2015のヤマハの展示、中心はもちろんInterBEE2014で登場したPM10 RIVAGE。YAMAHAが Digital Consoleのフラッグシップとして勢力を上げて開発したこの製品はAESに初登場となります。
詳細は、過去の記事をご参照いただくとして、AES NY 2015での最新情報を集めてみました。
(※ちなみにRIVAGEに関しては、こちら http://www.miroc.co.jp/show-report/interbee2014/archives/173)
先ずは、絶好調のQLシリーズとCLシリーズ。その最新アップデートであるVer.3.1が発表となりました。PANのノミナルレベルをLR時にするのか、Center時にするのかを設定出来るようになったり、カスケードの設定変更、シーンメモリの機能向上など、多種多様な更新が行われています。またFocusrite RED HR8をコンソール側からコントロールできるようになったりと、Dante接続の周辺機器との連携強化も行われています。
そして、こちらは、Ver.3での追加ですが、DanDuganのAutomatic Mixerの搭載。オペレーターを付けられないような場合にも高いクオリティーのミキシングを提供することの出来る定評あるAutomixerが搭載されています。
以前よりDanteに力を入れているYAMAHAですが、そのコネクションボックスとして登場しているのがRSio64-D。mini-YGDAIカードを4枚装着することができ、それらをDante Networkに変換するAoIP DANTEの入口とも出口ともなるボックス。今までの機器との接続用のコンバーターとしても利用価値は高いでしょう。商品の型番とともに”Bento Box”と、、、弁当箱?CL,QLシリーズのver.3.1からは、このRSIO64-Dも直接制御ができるようになり、標準搭載されているDanteポートのインターフェースとして活用することも可能となっています。
そのmini-YGDAIカードはこちらのようにかっこ良く展示が行われていました。特に新しい製品は増えていないですが、歴史のあるシリーズで、その充実度は圧倒的。新しい規格が出るたびに追加されて行くその柔軟性には驚くべきものがありますね。
もちろんNuageの展示も。Rock oN店頭でも絶賛展示中のDAWをコアとしたコンソール。一歩先を言った発送から生まれたYAMAHA的ビジュアルフィードバックにこだわった、AVID S6とは異なったアプローチの製品。Nuendo / Cubaseとの完全なインテグレーションはもちろんですが、Pro Toolsとのインテグレーションにも力を入れてきています。今後の進化が楽しみな製品です。