直前情報でもフラッグシップモデル10Mの後継機種が注目を集めていたAntelope Audio。まずはマスタークロックとルビジウム原子基準ジェネレーターの複合機『10MX』。
Antelope Audio 10Mは1,000年に1秒とも言われる極小誤差のルビジウムコアを搭載したリファレンスクロックを搭載し、まさしく「マスタークロックのマスター」として存在していますが、新製品の10MXは、マスタークロック Isochrone Trinity と リファレンスクロック 10Mが一つになったイメージとでも言えるでしょうか。ルビジウムクロックによる10M精度のクロック校正と、それで正された高精度のマスタークロックを生成/分配できるまさに最強のマスタークロックジェネレーターがここに誕生です。
同社Trinityの機能性は瀬川英史氏による弊社コラム『LA Graffiti』第5回でも話題になりましたね。
そしてAntelope社の世界的なベストセラーと言える『Orion32』が大きく進化。まずは従来のUSB端子に加え、MADI、Thunderbolt端子を加え、同社自慢の特殊技術64-bitアコースティックフォーカスクロッキング(AFC)ジッター除去技術を搭載。24bit/192kHz環境において低レイテンシーでの32ch同時入出力は脅威です。Orion32で人気の信号パッチングにおける柔軟性はしっかり引き継いでますね。
そしてこの要望も多かった、12chのClass-Aマイクプリアンプ(フロント4、リア8)を本体に搭載したOrion Studioも登場! +と同じくThunderbolt接続に対応しながら、ゼロレイテンシーミキサーと内臓のDSPエフェクトでスタジオ、Live、ありとあらゆる環境にフィットする1台へと変貌を遂げました。もちろんこちらも+同様にカスタムDSPを搭載。
Zen Studioなどに代表される内臓DSPエフェクトまでも搭載したOrion32+。先日リリースしたばかりのAuraVerbソフトウェアもバッチリ起動していますね。
Windows /Mac両対応でありながら圧倒的な基本性能を保持するAntelope Audio製インターフェース。『最高のマスタークロックメーカーは最高のインターフェースメーカーである』を実証するような新プロダクト群が日本を席巻する日は近い!