AES 2014 を間近にしたこのタイミングでWavesがなんとElementに次いで2作目となるソフトシンセサイザー「Codex Wavetable Synth」を発表!
Codexはその名の通りウェーブテーブルシンセサイザー。とはいえオシレーターの機能としてはグラニュラーシンセサイザーで、ある波形をサンプル単位(粒:Granul)に切り刻み、それをランダムに並べ替えることで個性的な波形を生成するオシレーター方式を持ちます。
元々プリセットされた数百に及ぶ波形はもちろん、任意でオーディオデータをインポートして使う事も可能。
サウンドはポリフォニックで発音可能ですが、この際に高度なフォルマント制御により、ノートの違いによる不自然な音色の変化がなく、耳に馴染みのある楽器や声を加工したシンセ音であったとしても、あたかも元々そういうシンセサイザーが存在していたかのように自然な音をCodexは奏でるということです。
また高度なFFT(高速フーリエ変換)エンジンを用いたモーフィング技術も「自然な音」「楽器として使える音」を出すために活かされています(つまりこれまでグラニュラーシンセの難しさがそこにあったわけです)。
これをベースとしてアルペジエーターとフレーズシーケンサー、4種類(DIST、CRASHR、REVERB、CHORUS)のエフェクトも装備。
複雑な操作に思われがちなグラニュラーシンセをできるだけ分かり易くしかも直感的に使えるようシンプルなGUIにまとめられているところにも好感が持てます。
Waves Codex Wavetable Synth は本国Webサイトにて 初回特別プライス$99で発売中。
もちろんWUP期間内であればMercury Bundleユーザーは無料でダウンロードできます。
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