目覚ましい発展を遂げるレコーディング機材にフォーカスし最新の技術に触れることができるFuture Site。より発展した次世代のレコーディングワークフローを展望!
1960年代からマルチマイク・オーバーダビングを多用したレコーディング手法が確立されて以来、半世紀をかけてPC主体のデジタルレコーディングへと発展していきました。そのお陰でスタジオクオリティの機材が個人でも手にとどくようになり、スタジオ機材もより多くの機能を取り入れ効率化・高音質化が進められています。
また、昨今のトレンドとして、モバイルとホームスタジオの両立が可能なソリューションが増えてきています。ミックスや簡易な収録にはモバイルインターフェイスを使用し、スタジオではI/O数を増やしドラムなどのマルチマイク環境に対応した構成をとれる製品はネットワークオーディオ製品を中心にADATやThunderboltのデイジーチェーンによって実現するプロダクトが多く登場しています。
そんな目紛しい変化の中で、今後特に重要となるであろう旬なキープロダクトを展示し「Future」を感じるソリューションをご提案します。
プロフェッショナルミキサー・コンポーザー向けソリューション!
コンピューターへの依存度の高い現代の制作環境にとって、性能に対する要求は日々高まっています。そんなクリエイターのシビアな要求に応えるソリューションとしてMac Proを中心としたシステムを展示しており、あらゆる作業に機敏に反応するベースステーションを体感する事ができます。
業務スタジオでのプロジェクトファイルの冗長化、またはコンポーザー/アレンジャーの悩みの種となる音源ライブラリの肥大に対処するソリューションとしてThunderboltやUSB3.0等高速転送技術に対応するOWCのハードウェアRAID対応HDDシャーシを展示。用途に応じてRAID 0/1を柔軟に切り替える事ができ、リスクマネジメントや作業効率化を達成します。
オーディオインターフェースにはAPOLLO 8 QUADをチョイス。DSPによるコンピューターに負荷をかけないプラグインプロセッシングを実現し、Universal Audioが長年の開発により成熟されたUAD-2アナログシミュレートを体感する事ができます。これによってデジタルレコーディングで失われたアナログのウォームな質感やヴィンテージの醸し出す独特の歪み感を付加します。
「Console V2」になり、よりユーザーフレンドリーになったミキサーアプリケーションは高い視認性と操作性を持っており、迅速なキューミックスを実現。DAW上でインサートする場合と違い、Console上でインサートされたUADプラグインは殆どレイテンシーのないリアルタイムプロセッシングができ、80種類を超えるプラグイン群をあたかも本物のアウトボードに結線したかのように使用する事ができます。また、ミキサーで設定した内容はホストPCとの接続を絶っていても機能するため、例えば本物のアウトボード同様にスタンドアロンで使用することが可能です。裏技な使い方ではApolloシリーズインターフェースをレキシコンリバーブとしてPAでの使用といった事もできてしまいます。
そして最近リリースの増えているギター関連のUADプラグインも要注目。Axe-FXやKEMPERといった単体製品に引けをとらない高品位なアンプシミュレーションがインターフェース上で完結させてしまう事ができます。これによってギターを軸にしたコンポージング作業や、実際のレコーディングでの使用も問題なく行う事ができます。
ポータブル&ハイクオリティ。スタジオクオリティをどこへでも!
ノート PCの高性能化・クライアント要求の多様化によってコンピューターごと現場へ持ち込むエンジニアが増えてきています。それに対応すべくMac Book Proをベースとしたポータブルソリューションを展示。Core i7を搭載したMac Bookはデスクトップコンピューターに引けを取らない性能を持ち、レコーディングは勿論ミキシングに対しても実用的なポテンシャルを持ちます。
オーディオインターフェースには発売前から話題をさらった新製品、RME Babyface Proをチョイス。Firefaceよりも上位の製品ラインナップとなる「ADI-8 DS MkIII」と同じコンバーターチップを採用、更にFirefaceUFXよりも一つ新しい世代に当たる「Steady Clock 3」を搭載、約30%の電圧降下に耐えうるバスパワー駆動でも高い安定性を保持するプロ仕様。筐体もミリ単位で精巧に削り込まれたアルミ素材を使用し強度や信頼性を確保。ヘビーデューティーな現場でも安心して使用できるようになっています。また、入力の足りないプロジェクトに対応するため1Uサイズで8chの高品位マイクプリアンプを搭載するOctaMic XTCをADATで接続。ボーカルダブからドラム収録まで幅広く対応するシステムとしています。
モニタースピーカーは同軸機構によりリスニングポジションに対して時間軸のズレを最低限に抑えたKS Digital C5。モニタリング用途として本格的な仕様を盛り込んだ本製品は、ドイツで30年にわたる開発で培った技術を最大限にフィードバック。6.5inchのウーファーユニットが持つ優れた低域再生能力を活かし、タイトかつワイドレンジなモニタリングを可能としています。また、スタンドにはIsoacoustics Apertaをアングルドで使用することにより、机からの反射と不要な振動を抑えスピーカーがもつ本来の定位感・解像度を引き出します。
今後とも新製品を発信する店内の拠点として随時更新をしていきます。また、新技術に対しては当店のスタッフに是非お問い合わせください。その実用性や今後の展望を「ユーザー目線」でお答えします。是非ご来店下さい!
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