Rock oN Show Report : IBC 2013

9/13スタート IBC 2013。疾走するプロダクトを徹底的にキャプチャーし会場からRock oNスタッフが現地レポート!!

9/13 – 17、オランダ・アムステルダムで開催される「IBC 2013」


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世界二大メディアプロダクトの最大級の展示会といえば、北米NABラスベガスとそして今回9/13〜9/17からレポートをお届け予定のIBCアムステルダムです。フランドル派からゴッホに代表される絵画の風景もち、美しい水路が流れる芸術の街アムステルダム。コンセルトヘボウ管弦楽団が美しい音色を奏でる音楽の街。

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ヨーロッパの深い歴史の中での展示会はNABラスベガスとは対照的な地での開催です。その地で、NABから疾走している先端プロダクトが一気にRAI Amsterdam会場を走り抜けます!今回は、その疾走するプロダクト徹底的にキャプチャーして会場からレポートをお届けします。

アメリカとは違う!? ヨーロッパの放送機器事情、最新動向もレポート

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音響におけるテーマは、やはりAudio Over IP等によるネットワーク化。そこに単には単なる利便性だけではなく、ユニークな制作フローへ直結する環境も構築されるようです。
業務ラインではSTEINBERG NUENDOの全機能にアクセスする専用コンソールNuageに採用されるDanteプロトコル、さらには個人の音楽制作環境を見据えたコンパクトなオーディオインターフェースPrism Sound Lyraに将来を見据えて搭載されたAVB(audio video bridging)、そしてパワフルなプロセッシングパワーでNativeDAWユーザーからProTools HDユーザー、SR MADIソリューションにまで対応したDiGiGridが放つSG(Sound Grid)など、その発展は留まる事を知りません。

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また、音響面でも新しい映画向け3Dサラウンドシステムとして世界での導入が進むAURO 3Dや、ヘッドフォンでのサラウンド再現(バイノーラル再生)技術を高いレベルで完成させているMP3生みの親Fraunfoherなどの展示も見逃せません。日常にクラシック音楽のあるヨーロッパならではの進化を続けるハイサンプル、DSDといったキーワードにも注目です。既に多くのシステムの運用が始まっているMerging Horus、ドイツのコンソールメーカであるLAWOを中心としてGenelec,Shopesなど採用表明が盛んなNetwork over IP規格”Ravenna”の動向からも目が離せません。

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春のアメリカ・ラスベガスで開催されたNABでは4Kがキーワードとなり、カメラ、レコーダー、そして、ノンリニアでのワークフロー迄非常に具体的で、現実感の高い展示が行われていました。IBCでも同じく4kに対するアプローチがその話題の中心となることは間違いないでしょう。EBU(Europa Broadcast Union)が中心となり技術を牽引するヨーロッパならではのファイルベース・ワークフローへのアプローチがみられるのではないでしょうか。フランスTOMSON、イギリスのTerestreamなどのワークフローへの提案を行っている企業、イギリスのGB labs,Editshare,オランダArdis Technologiesといったファイルベース化を進めるキーデバイスとなるサーバーメーカもヨーロッパ発のものが多く有ります。これらのメーカーの動向、提案は、まさにヨーロッパで求められているワークフローといえるでしょう。

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今回のIBCアムステルダムでは初日から衝撃的な新製品のプロダクト発表も既に噂されています。もちろんワークフローを飛躍的に加速するアクセサリー類の数々もIBCの見逃せないポイント。未来の業務ソリューションの進化を決定づけるプロダクトの登場、はたまた新たな未来を切り開く規格や新技術が提唱されるのか。全世界の期待が間もなくアムステルダムに集います。是非皆さんと一緒に時代のターニングポイントを目撃しましょう!

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