CrudlabsのCrudmanは、懐かしのウォークマンを使った懐かしのメロトロン風シンセ!


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Crudlabsが開発した『Crudman』は、ポータブルカセットテーププレイヤー SONY Walkmanを使ったメロトロン風シンセ。デジタルサンプラーでは再現不可能な不思議な効果がたまらないアナログ電子楽器です。

百聞は一見にしかず。まずはそのサウンドを聴いてもらいましょう。

仕組みはこう。MIDI鍵盤やシーケンサーをCrudmanの白い箱とつなぎます。この箱の中にはプログラム済みのマイコンがセットされています。そして演奏によってMIDIやCV信号を受けたマイコンが情報に対応した速度でWalkmanのモーターを回転させ発音させます。ピッチは最大3オクターブまで対応。

テープとヘッドは常に接触していて、白い箱の中のマイコンが音量を制御しているようです。なのでADSRも利きます。

台数を増やせばポリフォニックも可能。マイコン制御でポルタメントもお手の物。

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メロトロンは鍵盤1つに対してテープが1つ付いていましたが、こちらは1台のWalkmanで済むのでコンパクト。メロトロンのように離鍵してテープを巻き戻す機能はありません。演奏する分の時間の長さのテープが必要になります。(最大3オクターブ上に対応するので、×3倍で 5分の曲ならば最大15分間の音が入ったテープが必要)ピッチが変わる際は仕組的に必ずポルタメントがかかってしまいますがそこがまた良い味わいです。テープを交換して様々なサウンドが楽しめるのもいいですね。

かなり危ないサウンドも作れます。

サンプルのピッチを変えるだけならサンプラーで十分だ、とも思ったのですが、Crudmanはピッチの変化やサウンドに独特の色気があって、トリップ感たっぷり。久しぶりに面白いサウンド且つ実戦投入できそうな楽器だと思いました。

この記事を作成現在CrudlabsではCrudmanの販売用Webぺージの作成を進めています。一体いくらになるのでしょうか。その前に、この古いWalkmanの在庫はあるのでしょうか?まともに動くものを見つけるのは至難の技では?

謎が謎を呼ぶ魅力的な楽器Crudmanをお届けしました。

Crudlabs 公式webサイト

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