昨今、ハイレゾ音源の配信をはじめ、国内でも日に日に定着してきているDSDフォーマットをはじめとする高解像度音源。iPodなどのポータブル環境でのリスニングが当たり前になった現在だからこそ、プレーヤーやイヤフォンに対するクオリティーの要求が高まってきているように感じます!
その流れの中で、今回ご紹介するモジュールは、まさにモバイルシーンでの最高峰とも呼べる至極のバンドル!
究極のハイレゾプレーヤー!AK120が最高峰と呼ばれる理由!
ポイント1:ネイティブDSD再生のための設計
原音忠実再生を実現するべく追求した結果、Astell&Kernが出した答えがPCM変換をせずネィティブでDSD再生をすることでした。
そのために、『DACは、ネィティブDSD再生に対応しているか?』・『Dual DACの搭載は可能か?』・『パーフェクトネィティブDSD再生に他に必要な要素は他に無いか?』ということに焦点をあて、その回答としてCirrus Logic(シーラス・ロジック) CS4398 チップ(左図参照)をデュアル構成にし、更にネィティブDSD再生用のXMOSチップを加えました。
これにより単独のポータブルオーディオプレーヤーとしては驚異的なクロストークとS/N比、ダイナミックレンジの拡大と低歪化を実現しています。また、その音を最大限ロスなくイヤホン・ヘッドホンへ伝達するディスクリート構成のアンプ部、更に通常の3.5㎜アンバランス出力端子に加え、デュアルDACの恩恵を最大化できる2.5㎜4極バランス出力端子も搭載しています。
ポイント2:バランス出力によるノイズ除去
アンバランス接続は、左右の信号+グランドから構成され最も一般的に使用される基本的な方法です。アンバランス接続では、外部ノイズをブロックするグランドがあります。グランドは完全には外部ノイズを遮断することができないため、音に変化する工程で信号にノイズが混入することがあります。バランス接続ではこの外部ノイズを低減しホット(+)とコールド(-)信号が含まれています。バランス出力を採用することにホットとコールドは外部ノイズを除去することができ、さらに2本での信号出力であるため、出力が上がるという利点をもたらします。
音の傾向も、バランス駆動だとより音が締まり定位もしっかりとしてきます。また通常は汎用のパーツを使用しますが、iriverはオリジナルパーツで設計しています。AKシリーズのアナログ回路は他社が真似しようとしてもできないブラックボックスになっているとのこと。
ポイント3:Wi-Fiを搭載し、音源を直接ダウンロード可能
Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz))機能を搭載しています。ホームユース等では専用ストリミーングサーバーソフトをお手持ちのPCにインストールすることにより、同じネットワーク環境内でのWi-Fiストリーミング再生や、PC内の音楽ファイルのダウンロードが可能になります。
リファレンス環境をポータブルする!究極のモニタリングデバイス!
スタジオごとに異なるスピーカーが設置してある場合、多くのクリエイターエンジニアが抱える共通の課題として、環境が違う場所で作業を行う場合、モニタリング基準をどのように落としこむかは非常に悩ましい問題です。
そんなときにどこにでも手軽に持ち運べるモニタリング環境があれば!と思うこともあると思います!その課題に対する回答がこのFitearせいイヤフォンです!
ポイント1:耳を守り、環境に優しいイヤモニター
イヤフォンは従来より、聴覚能力への影響が懸念されてきたことも事実ではあります!
インイヤーモニターであれば、補聴器とは比べられない広帯域のカバーが必要となりますが、耳を密閉する事でSN を稼ぎ、モニター音量を稼ぐ事で聴覚への影響を避ける事が出来ます。須山さんは、耳型を取って遮蔽するオーダーメイドインイヤーモニターの世界に飛び込むことで、そのクリアな音質以上に耳を守る事へのメリットを感じられたと言います。
ポイント2:カスタムインイヤーならではのもう一つのメリット=遮音性
カスタムならではのメリットは、やはり装着性の向上による遮音性にもあります!音像の精度以上に遮音の心地よさ、従来のカナル以上に鼓膜の近くで鳴る事により、定位間も奥に入り長時間のリスニングにも耐えうる。ミックスにおける可能性も感じられるはずです。もっと言えば、ルームアコースティックの影響を全く受けないという点では真の『ポータブルスタジオ』と言えるのかもしれません。
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