2013年6月19日 20日の2日間、大阪梅田にほど近いグランキューブ(大阪府立国際会議場)で開催される『サウンドフェスタ 2013』をRock oNレポート!
国内最大級の音響機器展示会であると同時に、各種関係のセミナーや試聴会そしてなんと即売会まで行われるということで、毎年日本中から非常に多くの来場者が集まります。今年もその勢いは変わらず、接近中の台風を打ち消すほどの熱気と興奮が渦巻いています!
Ustreamの普及によりワンパッケージのAVミキサーに注目が集まっていますが、RolandからはUSB3.0でフルHDをハンドリングするマルチフォーマットAVミキサー『VR-50HD』が登場!
VR-50 HDは 12chオーディオ・ミキサー、ビデオ・スイッチャー、メディア・コンバーター(映像信号変換機)をA3用紙サイズに集約。マルチフォーマットと謳うだけあって3G/HD/SD-SDIやHDMI、RGB/COMPONENT、コンポジットなど4系統 最大12入力の豊富な入力を完備しています。
出力は3G/HD/SD-SDIやHDMIに加え、このクラスでは初となる USB3.0オーディオ&ビデオ・インタフェースを装備。非圧縮フルHD1080/60p でパソコンへダイレクト出力できるため、配信用のPCとこのVR-50HDがあれば、1台でフルHD配信までをも可能にするハイビジョンスタジオが構築できると言えるでしょう。(※USB2.0の場合でも720/30pで仕様可能)
大型の7インチ タッチ・モニターではピクチャ・イン・ピクチャや、背景合成、テロップ表示など、最大4種類の映像をミックスを行います。最大7分割マルチビューに対応し、外部モニターを使わずとも多彩な表現が可能です。詳細な設定もここで操作するため、メーカーの担当者いわく「説明書を読まなくてもすぐに使える」ということです。
もちろんオーディオやビデオエフェクトもこのタッチパネルで行うため、エディティングの熟練した技術がない方でも直感で使うことができるでしょう。
この他VR-50HDは実際のミキシング作業も少人数もしくは一人で行えるように工夫が凝らされていて、例えばオーディオが映像の切り換えに同期する「オーディオ・フォロー機能」などはとても気が利いた機能です。
これまで多くの機材が必要とされていたフルHDのミキシングやエディティングを少人数で可搬/設置から配信まで行えるVR-50HD。実はRock oNのイベント配信システムもこれを使う予定なんです。実機での運用が始まれば詳細なレビューができると思いますので、どうぞご期待ください!
発売は2013年10月予定、価格は未定ですが約80万円前後が予定されています。
TASCAMはご自慢のラックシステムに新製品DA-3000をインストール!
DA-3000(ラック内最上段)は2013 NABショーレポートでもその姿を見た期待の新製品。PCM192kHzに加え、DSD5.6MHzのハイサンプリングステレオ録音に対応したマスターレコーダーです。
この製品のトピックは何と言ってもDSD5.6MHzの録音と共にネイティブ再生が可能であるということ。さらに本機はサンプル単位で複数台を精密に同期することができるため、なんとDSDマルチトラックレコーダーになってしまうのです!
そしてマスターレコーダーとして相応しいサウンドの品質を構築するのは各所に行き届いた高品位な思想と設計。
まず、専用機にひけを取らないクオリティのAD/DAコンバーターは、名機TASCAM DA-45HRと同等もしくはそれ以上の「デュアルモノラル」「NE5532オペアンプ」「BurrBrown DAC」という鉄壁の仕様。
さらにクロックジェネレーターには精度1ppmを誇るTCXOをクリスタルダイレクト方式とあわせ採用することで非常に低いジッターに成功しているとのことです。
DA-3000は個人スタジオに導入する際に圧倒的に有利なファンレス仕様です。マスタリングスタジオでの使用を想定すると当然とも言えますが、手元に機材をおおく 設置しなければならない個人スタジオでもファンノイズに悩まされることがないため、非常に有効だと思いました。
メモリメディアにSDHCカードおよびCFカードが採用されているのも、可搬性や汎用性を考えるとナイスな選択と言えるでしょう。
発売日は8月下旬、価格はなんと驚きの約10万円前後が予定されています。高品位なマスターレコーダーを要望する声は以前からありましたが、それをこの低価格で叶えてくれる製品がようやく出てきました。これは期待せずにはいられません!
GENELECはMusikMesse2013で公開されたM30とM40を出典!
エコの国フィンランドを本拠地に置く同社だからこそ生まれたこのMシリーズは、キャビネット本体の素材にNCE( Natural Composite Enclosure )素材を採用。これは完全リサイクル可能な木材とファイバー繊維との複合素材です。実際に持ってみたところ、80シリーズのアルミ製ボディと違って軽い印象を受けました。
スピーカーの重量はある程度重い方が低域のダンピングに効くというのは定説ですが、このMシリーズのバスレフには新開発のLaminar Integrated Port (LIP)が採用されていて、うまくバランスを取っているようです。
Mシリーズはデスクトップレコーディングユーザーをターゲットとした「MUSIC CREATIONコンセプト」の新製品ということですが、そのサウンドは意外にも真面目で派手過ぎない印象。
発売予定日は7月ごろ。M30は11万円前後、M40は17万円前後を予定(為替の動きにより変動します)。手頃な価格とかわいいルックスが相まって、新しい人気定番シリーズになりそうです。
ビンテージコンポネンツと最新技術がコラボした、現在進行形のビンテージサウンドマイク!
アメリカバージニア州で2002年に産声を上げたPeluso Microphone。NEUMANN U-47やU-67といった名機にインスパイアされたビンテージサウンドを、ヒューマンチェックとコンピューターによる周波数特性のチェックで作り上げているブランドです。
そのこだわりは強く、 回路基板への半田付けから真空管のテスト、選別まで全てに最新の注意が払われているとのこと。
選択のところでいうと、U-47のサウンドの肝となるVF14真空管は現在入手が極めて困難なため、エンジニアが世界中を探し巡り、その中からTelefunken スチール真空管が選ばれました。この他の重要なパーツもすべてエンジニアが長年の経験を元に耳で選び出しています。
ようやく日本での正規取り扱いも始まり、期待が高まります!
こちらは会場でいただいたTCグループジャパンさんのパンフレット。いつのまにかロゴが変わっていました。ブルーの手で大事なものを抱きしめているように見えますね。
パワーアンプ界の雄、Amcron XTi2シリーズとXLSシリーズ。
XTi2シリーズはDSPを搭載。専用ソフトウェアBand Manager 2をインストールしたPCと本機だけで、クロスオーバー、イコライザー、ディレイなどの音声処理が実行可能。別途プロセッサーを用意する必要がなく、シンプルなシステム構築を実現します。
XLSシリーズは「350W+350W(4Ω)」モデルから「775W+775W(4Ω)」モデルまで4つのバリエーションを持ちますが、このパワーをキープしながら全モデル2Uで5kg以下というライト&コンパクトを実現。
また24dB/octのリンクウィッツ・ライリーのフィルターを採用したPureBandクロスオーバーシステムを採用し、50Hz〜3kHzの範囲で1/12octごとに任意のクロスオーバー・ポイントを設定可能。
フィルターの組み合わせをプリセットとして4種類用意し、スピーカー構成に合わせて選択することができます。
DJ Tiestoとのコラボモデル K267 TIËSTO。DJヘッドホンというとDJミックスがしやすいように低音が増強されているものが多い印象ですが、このモデルは制作時にも使えそうな解像度が非常に高くわりとフラットなサウンドが特徴です。気分を盛り上げながら曲をバシバシ作っていくアーティストさんや作家さんにもぜひ試してもらいたいです。
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