• 2011.05.20

タイプの異なる最新国産シンセがいきなり頂上決戦!! 「Hear the Real Tone」連動企画! Rock oNスタッフ座談会:新製品編!


内容 : 竹:はい!という訳で前回の「マイク座談会」はいかがだったでしょうか?次週公開予定「マイクプリ座談会」との間に「番外編!新製品座談会~その1~国産シンセの逆襲編」です!マイク座談会の内容とメンツが濃かったことも有り、若手メンバー中心に爽やかに繰り広げて行こうと思います。

長:箸休め的な。

竹:箸休め的なって自分で言うな、、、もちろんしっかりやりますよ~!RockoNのスタッフは実は人知れず「メーカー担当」っていうのがありまして、各自がそれぞれ得意とする担当メーカーがある訳なんですが、自己紹介で名前だけっていうのもアレなんで、「このブランドは俺に訊けっ!」て感じで、紹介してもらってよろしいでしょうか?では、長岡君から。

長:新人の長岡です。入社して一年で、担当ブランドとしては「Avalon Design」 とか 「Slate Pro Audio」「Millennia」であったりとか、いわゆるハードウェア系をメインかと思えば、ソフトウェアもいろいろ扱っておりまして、先ほどの「Slate Pro Audio」 と同じで Steven Slateさんのソフトウェアブランドの 「Slate Digital」や Vitalizer とか有名な「SPL」、更に更に、、クリプトン・フューチャーメディアさん取り扱いのソフトシンセやサンプリングとかの音源もに担当しております、、、、
竹:自己紹介の時点で盛りだくさんだね(笑)もう、「何でも俺にまかせろ!」という感じで、しかも英語もペラペラだと。
長:ハイ!(目がキラキラ☆)

白:Rock oN Company 白井です。僕の担当は、日本の誇るおもしろガジェットメーカー「KORG」の担当させてもらっています。もちろん本当はガジェットメーカーじゃないですけど、KORGの製品て独特で面白いものが出てきているので、毎回楽しくやらせてもらっています。それから「MACKIE」や「Line6」、アウトボードで有名なFOCUSRITEなどを担当しています。。また、打ち込み系のイメージが強いRock oN も「ギター製品がいっぱいあるんだぞ!」っていうことをこの場を借りて言わせていただきたいと。近年プロミュージシャンの評価がすこぶる高い「strymon」をはじめ、「Line6」や「TC ELECTRONIC」にもちろん我らが「BOSS」もあります!実はギター出身のスタッフが多いし、僕自身がもともとギタリストですので、皆さんと同じ悩みを通ってきていますので、是非ともご相談下さい。
竹:すごい宣伝みたい。。これ練習したでしょ(笑)
一同:(笑)
竹:ハイ、じゃあ福山さん、お願いします。

福:え~と、入社一年。長岡君と同期の福山です。
長:仲良しさん!
福:、、、、担当メーカーは大きな所で言うとYAMAHAになります。
長:お、流された(笑)
福:「YAMAHA」に「ZOOM」大人気スピーカー「ADAM」等のハードウェアを中心に担当しております。DAWソフトで言うと「CUBASE」と「SONAR」を使ってるんでお店の中でも詳しい方だと思いますで、WINDOWS系のご質問が有れば是非!

竹:最後にワタクシ、担当メーカとしては「Roland」「Steinberg」「Native Instruments」「RME」 などを担当。本日の司会とeStore店長の竹本でお送りします。
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竹:まずはに久しぶりにハードウェア音源で大きいNEWSがありましたね!一番トップに書いてましたけど、今月遂に発売する「KORG KRONOS」と来月下旬予定の「ROLAND JUPITER-80」の登場でまさに国産シンセ二大対決!!まずは「JUPITER-80」から行きましょう!

白:いや~、来ましたねぇ!現時点だと僕は実機をちゃんと見れてないんですよ~。
竹:実機を見てもやっぱりその技術的にスゴいのはスゴいんだけど、その先がまだ誰も提示できてないっていうか。
白:ところで、何がスゴいの?今回の「JUPITER-80」って。

竹:例えば、判りやすい例えだと、あの「振る舞いをモデリングする」っていうのが一番…。
白:えっ?何をモデリング?
竹:「Behavior Modeling Technology」って言う、楽器の固有の振る舞いを鍵盤で簡単に再現できるところですね。例えばギター系のソフト音源で「VIR2 ELECTRI6ITY」みたいに鍵盤でコードを弾いても勝手にギターのヴォイシングでバッキングになるでしょ。あぁいう動きとかが「JUPITER-80」が勝手に演算して再現してくれます。しかもそれぞれの楽器ごとで、例えば木琴とかの音でトリルをしたら、ちゃんと2本持ってこうやって叩いてる状態の音にしたりとか。
白:アーティキュレーションを自動的に、そのフレーズに合った物を出してくれる。
竹:そう!
長:やっぱり、そのスゴいのを昔のJUPITERが持つ直感的な色分けされたインターフェイスに分けたところがスゴいんじゃないですか?
竹:パッとライブで使えるっていうね。

白:ちなみにシーケンサー付いてるんですか?
竹:あえて付いてない!
白:演奏に特化してるんだ。
竹:個人的一番おもしろいなと思ったのが、新しい技術だけでなく普通のアナログモデリングシンセとしての機能が多分Rolandシンセの中でトップクラスのパワーになってるのね。オシレーターの数、波形の重ねられる数とかも膨大な数までいけるようになってて、エフェクトも過激。普通に音作りの系統も多分「V-SYNTH」とまた違うけれど、多分基礎体力はV-SYNTHより上かもしれないっていう。
長:V-SYNTHを超える可能性を秘めた…。
竹:純粋に純粋にねシンセだけで考えるとだけど。

長:僕はどうも、あのクレヨンみたいなインターフェイスが馴染めなくて…。
一同:笑)
白:クレヨンて…、確かに。なんか、リアルに80年代なんだよな、この色が。ちょっとなんかリバイバル80’sみたいなデザインとも違ってちょっと本気で80年代にしちゃいました的なところが、、、なんか悪い事したみたいな。笑)
福:僕ら世代(20代)には逆にイイような気がしますけどね。
白:あ、そ~ぉ。俺的にはもうちょっとオールドスクールな匂いを漂わせる感じで作ってくれれば良かったんだけど、なんかちょっとだけ違うんだよな。

竹:結構このシンセ面白いなって思ったのが「Spectrasonics Omnispher」みたいな動きのあるゴージャスな音とかも結構得意なんですよ。
白:あぁそう、PAD系もってことですか。
竹:うん、で、動きのある音が複数重なってるみたいなのとかが、面白いなって思ったのが、それが鍵盤の弾き方とか強さとかで音が変わるから。得意のD-beamでトリップ出来る。
白:ほ~ぉ。
竹:それは割とソフトには無い感覚が味わえるかもしれない。
白:う~ん。なるほどね。
竹:「JUPITER-80」の全容解明はまさにコレからって感じですね!

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竹:では、KRONOS編に行きます!現時点の感想は「もう売れ過ぎ」というか予約が凄いですね~!


白:実際音聴いてきて、マジ間違いないですっていう感じですね。
竹:あっ、そうか、もう聴いてきたんだね。
白:俺、KORGの発表会で聴いてるんで。
福:ピアノの音もスゴい良かったですよね。
白:う~ん。あれはねぇ、スゴいっすよ、やっぱり。
長:NAMMで微妙だねって言ってた頃がウソみたいですね。
白:あ、NAMMで微妙だった?
長:なんか、スゴかったんですけどね。「OASYS」の後継だね、みたいなハナシになっちゃったんですよ、
竹:だから、いつものワークステーションの新しいヤツね。「YAMAHA MOTIF」とかとイメージが変わんないかな〜て思ってたんだけど、発表会でもみんなの喰い付き凄かったしね!
白:SSD入れてるってそれだけでなんか上がるって人も多分いると思うんですよね。結局、やっとPCと同じレベルに来たかって人っているじゃないですか。ぶっちゃけ、「もうハードウェアのシンセなんて今更」って思ってる人ってイッパイいるでしょ、「ソフトの方が全然音もイイし」くらいに。そういう人こそビックリさせられるようなぐらいのクォリティです!今までだ度PCM系のシンセだと、最大でも1GBくらいしか入らなかった訳でしょ。そこらへんが、「SSDで20GBもの音色やデータが入って、それをタッチパネルで自由に動かせて、さらに直接いじれる」っていうのがやっぱりキモかなと。

竹:しかも、画面超大きいもんね~。
白:デカイですよね。「TRINITY」KORGのお家芸のタッチパネル。やっぱり使いやすいですよね。後、純粋に出音はめちゃめちゃ分厚いし、解像度高いし、今までのワークステーションと同じとは考えなくていい、イイっていうか違う次元の物じゃないかなと思いますけどねぇ。
竹:イヤ~、でもこんなに売れるとは。。普通、新しいものってみんな構えるのに、こんなに発売前にみんな予約しちゃうのって。
福:普通、ちょっと出てから買いそうなもんですよね。
白:様子みますよね、こんな高いハードウェアは特に。

竹:なんだろう?このデザインが「01W」とか昔の…。
福:なんか、スゴいシンプルな感じが…。
白:う~ん。
竹:うん、逆にそれがなんか通じたのかね。過去のKORGファン達に。
長:かもしれないすね。
白:イヤ、多分俺はこの液晶の画面の結局ピアノとかもソフトと同じぐらいなレベルでこういうのが見える訳じゃないですか。コレだけでもうれしいんじゃないかなと思うんだよね。きっと。
ふ:それは、確かに。
竹:「このシンセサイザーのエンジンがこれだけいっぱい付いています」だけじゃ、みんなこんなに「すげぇ、じゃ、買おう!」ってならないよね。
長:やっぱり、楽器としてのスペシャルな所有欲に火をつける何かがあった?
白:俺はやっぱSSDって一言だけでもでかいんじゃないかって、俺は個人的に。
竹:そっか~。
白:だって、物理モデリングとかただのPCMシンセじゃ無い訳じゃないですか。物理モデリングはあって、バーチャルアナログあって。それってやっぱスゴいと思うんだよな。ソレをハードウェアでできたってのは。
竹:しかもねぇ、サクサク動く。
竹:イヤ~、恐ろしい。
竹:なんかKRONOSって、まあJUPITERもそうなんだけど重そうだよね、どっちも取り敢えず。
白:あ、本体の重さ?
長:重さ、重いでしょうね。
白:書いてありますね。「JUPITER-80」61鍵で17.7kg。
竹:対するKronos61鍵、軽!、12.5kgって書いてある。
白:お~。
竹:え、マジで?12.5kgのワークステーションTOPモデルなんてめちゃ軽いよね。
白:軽いすねぇ。
福:こんだけの機能ついてて。
長:SSDすよ、SSD。
白:ふふ。
竹:M50の延長線上みたいな重量だ。ワークステーションに対してライブのシンセは軽いよねってオチで締めようかなって思ったらKRONOSのが軽かった…しまった。
白:笑)ライブに持って行けるっていう。
竹:そうですね。
長:KRONOSをライブに。
竹:あぁ、61鍵のソフトケースでもまあ、キャスターさえあれば頑張れる。
長:MacBookPro13″10台分くらいすね。
竹:うん、まあ、心臓部のSSDをキャスターで転がす事に抵抗さえ無ければ。イケると。
長:全然イケます。衝撃に強い。
竹:じゃあ、そんなKRONOSはもう間もなく発売と。
白:ハイ。
長:待望でございます。
竹:っすね。
白:僕も欲しいです。
竹:ホントですか?
白:イヤ、欲しいんだけど…。
一同:笑)



・(後半へ続く)
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澤:という訳でこちらも話が止まらない様ですが、いかがだったでしょうか?若手スタッフ中心にくり広がられた箸休め的な(笑)気になる続きは再来週6/3公開予定の「番外編!新製品座談会〜その2〜気になる新製品編」をご期待ください!

でもその前に、、、次週5/27は前回の濃いメンツによる怒濤の「マイクプリ座談会」公開!マイクの次はやっぱりマイクプリです。ギターのアンプがあれだけ種類が有るのと同様に、マイクプリの種類も尋常ではありません、、、今回試したマイクプリの数は30機以上!?乞うご期待!


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