DAW環境に、飛躍的なPOWERと表現力を！ ～UAD-2 DSPプロセッシングとUADアナログアウトボードがもたらす、魅惑の力と拡張性～ セミナーを開催しました！

以前から実機と比べてサウンドの再現性は？などお客様からの疑問の多かったUAD-2プラグイン。今回は定番1176LNを始めとしたハードウェアの実機とプラグインの両方を体感して頂けるという事で、リファレンスルームをはみ出すほどの大勢のお客様にご参加頂き、その注目度の高さを感じました！
今回のセミナーでは、講師にプロデューサー大島崇敬氏とUniversal Audio本社からYuichiro Nagai氏をゲストでお招きし、実際に実機とプラグインの音質を比較しながら試聴比較していくというまたとない機会となりました。

●前半：ハードウェア編
まずは、Yuichiro Nagai氏からUNIVERSAL AUDIOが誕生してから現在までに至るその歴史から、これからの展望について熱く講義頂きました。創業者であるビル・パットナム氏の偉業から、その意志を受け継ぎヴィンテージハードウェアを再生産させながら、UADプラグインエフェクトという新たなる息吹を開発したビル・パットナム氏のご子息であるビル・パットナムJr氏の今後の展望について。さらに、UAの歴代ヴィンテージ機器を1176LNやTELETRONIX LA-2Aを中心に紹介して頂きました。

Nagai氏のお話で特に興味深かったのは、UAD-2のプラグインはなぜこれほど再現性が高いのか？UA社はオリジナル1176LNを現代に復刻するために、ハードウェアで一度全てのパーツを再現（モデリング）しているので、ソフトウェアでも同じように再現できるという事でした。1176LN/LA-2Aのモデリングのクオリティの高さが評価され、UA社は今ではNEVE、ROLAND、MANLEY社などから正式にライセンスを受け協力しプラグインを開発しているという事です。AMPEX、STUDER社のライセンスも発表されており、テープシミュレーターが登場するが待ち遠しい！

●後半：プラグイン（UAD-2）編
第二部では、プロデューサー大島崇敬氏の実演解説により、CUBASE上にトラックを用意して実際のミックス時にUAD-2プラグインをどのように活用しているのか紹介頂きました。UAD-２の魅力の一つは、やはり実機ではなかなか使う機会の少ない高価なヴィンテージ機材を、自分の思うがままに何台でも（何個でも）使えるということではないでしょうか。レコーディングスタジオでなければなかなか使うことができないこれらの機材がプラグインで再現され、個人レベルで手軽に使用できるとは良い時代です。
さて、実際のセミナーでは最初にCubase 5上にUAD-2プラグインを100個以上立ち上げたミックス後のセッションを最初に聴き、プラグイン無しの状態からミックスを再現していくという進行でドラム、ベース、ギター、コーラス、ボーカルトラックごとに大島氏のミックステクニックを紹介して頂きました。

大島氏のお気に入りでこれでもかと多用されているSPL Transient Designerはリズムトラックのほぼ全てにインサートされ、サウンドの立体感、アンビエンスの微調整などに使用。Attack/Sustainの2個のツマミのみの操作で音の前後感を調整。1176LN、NEVE 1073、PULTEC、FATSO JrなどのプラグインはON/OFFでどれくらい変わるかを比較しながら、ミックスの中でサウンドの存在感アップやミックスの中での馴染む感じを再現。参加者の方々も大変参考になったようです。

個人的にもUAD-2のプラグインのクオリティは実機とかなり近いレベルまで再現されていると感じましたが、参加頂いた多くのお客様からも「実機と比べてこれほどまでに似ているのかと驚いた！」といった声を頂きました。

新たな契約パートナーとの提携により、今後もより多くのプラグインが追加される予定のUAD-2、夢に見たあの名機がDSPプラグイン化されることも、近いうちに叶うかもしれませんね。個人的には,アンプシミュレーター系のDSPエフェクト化、はたまたプラグインだけに留まらず共同開発のシーケンスソフトやソフトシンセ、名機をモデリングしたDSPアウトボード等が開発されると面白いかもと考えております。

★抽選でUAD-2 SoloをGETしたS様おめでとうございました！

なにはともあれ、非常に勢いを感じるUNIVERSAL AUDIO社の展開から目が離せませんね！！Universal Audio社アウトボードやUAD-2シリーズにご興味を持った方は是非Rock oN eStore をチェックしてください！！