Rock oN Moduleピックアップ③…インターフェース機能をもつAPIシャーシーAPHEX USB 500 Rackと、艶の乗ったサウンドで人気のFocusrite RED1 500モジュールをご紹介！

国内でもジワジワと人気を高めるAPI500シリーズ！従来は2CH仕様等でしか手に入らなかったモデルなどが、ラックマウント化により、その品質はそのままに驚くほどのコストパフォーマンスで手に入るのがその人気の理由の一つかもしれません。

APIシリーズは、その自由度の高さからモジュール本体およびそれを格納するシャーシーについても各社より日々新製品が発表されています。

今回ご紹介の製品は、その中でも、特におすすめのバンドルセット！ボーカリストやギタリストなどで、自分専用のアウトボードを構築したいとお考えの方におすすめです！

まずはUSB 500 Rackから見ていきましょう！

API500シリーズシャーシの中で唯一の機能！

ポイント１：インターフェース機能

やはり、なんといっても、他社シャーシーと異なるのは、インターフェース機能です。USB2.0接続のオーディオI/Oを装備しているのです。24bit/96kHzへの対応はもちろん、USB2.0設計ながら5msの超低レイテンシーを実現。実際に試してみたところ、PCを経由してのモニタリングでも数値通りに遅れを感じさせません。

ポイント２：自在のモジュールルーティング

まず背面4slot分用意された切り換えスイッチ『Analog/Chain/USB』に注目下さい。
●スイッチを「Analog」にセットすると、各API 500モジュールへの入力信号をUSBでPCへ送るだけでなく、背面のアナログ出力を他のモジュールへ結線する等、従来のVPRシャーシのイメージで使用する事が可能です。ソースやマイクによって選べるキャラクター別マイクプリを4発用意してレコーディング専用機、なんてのもありですね。

●「Chain」の時は、chainされた任意のモジュールを自動的に内部配線。つまり短いケーブルで背面モジュール接続を行う必要がないのです！これは小slotシャーシの基本機能として今後一般化してほしいくらい。もちろんケーブルにこだわる方は先述のアナログスイッチにすればOK。

●そして最大の特徴は「USB」。これはDAWからの信号をUSB1本で500モジュールにインサーション出来るのです!! これならmoogフィルターやEmperical Labなどのエフェクトモジュールだけで構成したDAW用500エフェクトモジュールセットなんてのも簡単に組めちゃいますね。

お勧めする理由がある！伝統のREDシリーズのサウンドを受け継ぐRED1

REDシリーズとは：

Focusrite REDシリーズはRupert Neve デザインの伝統を引き継いだForte コンソールや ISAの系譜を持つアウトボードのシリーズです。入力段にLundahl LL1538トランス、出力段にはNEVEデザインのカスタムCarnhillトランスが採用され、そのNEVEとも違うブライトでありながら張りのあるブリティッシュサウンドは、世界中のスタジオで現在も愛されています。