「Prolight + Sound Shanghai 2012」Rock oNショーレポート!1DAY 前編


prolight_sound

10月11日〜14日まで上海で開催されている、プロ照明/PA機器の国際見本市「Prolight + Sound Shanghai 2012」と、同時開催中の「MusicChina」を現地からレポート!PALM2012に引き続き、今年のRock oNショーレポート第二弾となります!

会場は上海市内から交通機関を乗り継ぎ30分程度の、「上海新国際展覧中心」という、浦東エリアに位置する展示会場で開催されています。今回も中国の展示会ならお任せの奥平(ゴング・インターナショナル)がレポートします。

中国の展示会として有名なのが、3月の広州ショー・5月のPALM・そして10月に開催される「Prolight&Sound」です。「Prolight&Sound」といえばドイツのフランクフルトが本場というイメージもありますが、実はここ上海でも開催されているんですよ。

「上海新国際展覧中心」は、地下鉄やシャトルバスなどが充実し、レストランなども隣接していて、都市からアクセスしやすいのが特徴ですが、その反面、一気に来場者が押し寄せるため、入場ゲートは非常に混雑します。

そんな大渋滞のエントランスを抜けると、合計17の展示ホールが並んでいます。会場には、無料のシャトルバス設けられています。

各ホールには、このような大きな看板があり、判りやすく陳列されています。

E1、E2、E3まで見えますが、E5やE7の展示会場はこの先にある模様。「広い!」を連呼してしまいます。今回会場は、「Prolight&Sound」と「MusicChina」の併設開催ですので、E-1-6が民族楽器・レコーディング・電子楽器ゾーン、W1-5が、PA・照明・ピアノ・管弦楽器という区分になっています。

さすがに一日では全部のレポートは出来ません。一日で全部のホールを見ることは、不可能です。今回は、W5から4、3 そして E1-7と、Vの字にレポートして行きます。

まずは、W5ゾーンの「Prolight&Sound」のPAから。W5ゾーンを入ると一番目立つのがこのSuperlux。とにかく、ヘッドホン、マイクロフォンが充実しています!どことなく何処かに似ている感もありますが、非常にカラフルでファッション的です。

ここ中国でもDTM市場は拡大しています。おなじみのM-Audio社のオーディオインターフェイスを使用して提案型の展示を行っていました。

さらに、白いヘッドフォンのとなりにあるのが、ヘッドホンアンプ。担当者に伺うと、中国市場でも良い音で楽しみたいという需要は高く、「安く・良い音」がキーワードとのこと。特にDTMのような楽曲製作者が音へのこだわりが高く、リスニングオーディオ市場はこれからとのことです。

中国でも人気のある、フィールドレコーディング市場。ホールでコンサートの集音のほか、最近ではクリエイターなどの映像撮影用のマイクなどの問い合わせが多いとのこと。

この様なコンサートホールからホームビデオ対応したアイテムを非常に判りやすくカテゴライズして
展示していました。中国の展示会での展示というと、どことなく、雑なイメージがありますが、ここ上海では、早くもそのイメージは払拭されました。

その隣にあるのが、吸音マットの会社。最初見た瞬間、お洒落なブースのパテーションと思ったのですが、看板を見ると「吸音」の文字が…。これも立派な製品でした。従来の吸音材というと無機質なイメージがありましたが、この製品は質感も良く非常にユニークです!

日本でもおなじみの、ゼンハイザーブース。今回も目立つところで大きな展示をしていました。

さてさて、中国の展示会でミキサーほど面白い展示はありません。今年からこのミキサーの会社はオリジナル製品を発売することが多くなって来ています。

ここ中国では、レコーディング市場よりSR/PA市場が圧倒的に多く、PAスピーカー/パワーアンプ/そしてミキサー、さらにデジタルプロセッサー市場という独特な市場があります。どこか懐かしい感じもありますが、中国メーカーのコンソールが今後日本に進出してくるかもしれませんね。

音のクオリティは、必要にて十分。これまでの中国製のイメージはもはやありません。

サウンドクラフト社ブース。実はPAやSRは中国の若者でも人気の職業の一つ。どこのブースも若い人達が熱心に説明を受けていました。

台湾のケーブルメーカー、レインボーカラーのケーブルが目立ちます。

日本でも人気のある、アメリカンDJグループのブース。ここ中国でも本格的な進出をしています。ジェネラルマネージャーのScott氏 「日本から来た」という言葉に「日本は我が社の一番大きなマーケット」と色々な話を聞かせてくださいました。

さて、ここで少々ブレイクタイム。会場には マクドナルドやケンタッキー、ファミリーマートがありました。日本にいる感覚と変わらず、筆者はレジで「Tポイントカード」を出してしまいました。マクドナルドのセットが約40元(約550円)。ほぼ日本と同じですね。

腹ごしらえが終わったら、レポートを続行します!では後半もお楽しみに!


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