これまでのスタイリッシュで精細なイメージを変え、Musikmesse 2014から急にパステルカラフルなブース展示になったWaldorf Music。
イメージカラーで分けられた、正方形の卓上シンセ/エフェクターシリーズにピンク色の新製品「Streichfett」が加わります。
Streichfett
Streichfettは、70年代から80年代の映画などで聴ける「絶滅種のサウンド(メーカー公称)」とも言える味わいのあるストリングスサウンドの専用機です。
Streichfettは「あの」サウンドを再現するためにモノフォニック「SOLO SECTION」とポリフォニック「STRINGS SECTION」の2つのサウンドエンジンが搭載されました。
SOLO SECTION
プリセットサウンド:Bass、E-Piano、Clavi、Synth、Pluto
Tremoloエフェクト搭載
STRINGS SECTION
プリセットサウンド:Violin、Viola、Cello、Brass、Organ、Choir
レイヤー:ViolinもしくはViola
その他
Ensemble Effectエフェクト、MIDI In/ out、USB(MIDI&プリセットのSEND/OUT)を搭載
キレイでポップな外観に似合わずとてもマニアックな製品ですね。ニッチな需要にピンポイントで応える製品で、個人的にとても好きです。
Zarenbourg
そしてこちらがStreichfettと一緒に展示されていた、ピンクカラーのZarenbourg。
Zarenbourgは一言で言ってしまうと、ズバリ『ハードウェアとしての完成度を極めた最先端のビンテージスタイル エレクトリックピアノ』。
Waldorfが開発したレトロな外観の中にハイテク機能を満載したビンテージスタイルのエレクトリックピアノです。
その心臓部には、ビンテージサウンドを忠実に再現するためのフィジカル・モデリング、アコースティックグランドやクラビネット、そしてピアノとのレイヤーに最適なオーケストラなどのサウンドを表現するためのダイレクトストリーミング・サンプルプレイバック、さらには1980年代のピアノサウンドの代名詞とも言える、きらびやかなFMピアノのための6オペレーター・FMシンセサイズエンジンまでを搭載。
鍵盤にはイタリアFatar社製の完璧なバランスのものを採用。重過ぎず軽過ぎない、絶妙なタッチ感で高速かつ正確な演奏が行えます。
内蔵の2.1chモニタースピーカーは盟友であるドイツEMES社がZarenbourgのためにカスタムデザイン。プレイヤーはまさに”スイートスポット”で演奏に集中できるという仕様。
好きな人にはたまらないですね。Waldorf Musicのエレピに対する深い愛情を感じずに入られません。
ここ最近、あえてマニアックな製品の発表が増えてきたWaldorf Music。これからも楽しみなシンセメーカーです!
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