今年も春の訪れを告げるフランクフルト Musikmesse 2014 の季節がやってきました。会場は今年も世界最大フランクフルト・モーターショーでも有名なmesseエキシビションセンター。広大なスペースを活かしデジタル楽器、音響機器はもちろん、クラシック楽器からヨーロッパならではの香り漂うマニアックなピアノブランドまで、アメリカNAMMと双璧をなす欧州最大のショーが今開幕します!
国内でも先日衝撃の発表となったRoland AIRAシリーズは今回初の欧州お披露目。クラブミュージックシーンでも絶大なカリスマを誇る『TR』の系譜、新世代に向けられた新たなコンセプトが約30年に渡るダンスミュージックの歴史を再び塗り替えるかに注目が集まっています。(最新情報はAIRA Rock oN Lab.をご覧下さい) AIRAがSYSTEM-1で提唱したPlug-Outコンセプトなど、各社ユーザーのニーズを捉えつつも新たな提案を持ったプロダクトの登場にも注目です。



スウェーディッシュデザインだけでなく、ドイツが誇るAccessやKEMPER
、Waldorfといった人々を魅了するインテリジェンスなサウンドデザイナー集団からも目が離せません。

さらにインターフェース界の動向も要注目です。LAで衝撃の発表&発売となったapollo twinを筆頭に2014年は新製品ラッシュ!
MOTUやZOOMが発表したThunderboltインターフェースに加え、TASCAM UH-7000やPrism Sound ATLASなどUSB2.0製品のリリースも相次ぎ、Nativeオーディオインターフェース界はTB対USBの構図がより明確になってきました。特にUS勢の新製品が相次いでいますのでRMEやSPLといったブランドも次なる一手を投じてくるはずでしょう。
そして業界の今後を占うAoIP(Audio over IP)の展開も忘れてはなりません。
国内ではYAMAHAが先頭を走るDANTEに注目が集まりますが、ヨーロッパ、特にドイツを中心に賛同を集めるRavenna勢の動向が気になりますね!





ドイツSPL
もCrimsonやMadisonに次ぐ展開があるのか期待したいですね。既にNAMM2014ではTubeアーティストManley
がチャンネルストリップ新製品『CORE』を、PreSonus
からも64bit DAW環境を見越したハイエンド1chチャンネルストリップ『RC500』など、ハードウェアならではの個性溢れるプロダクトが相次いでリリース。





このあたりの技術競争は欧州ブランドも今回黙ってはいないでしょう!
もちろんテクノロジー祭典であるだけでなく、ヨーロッパならではの伝統楽器や、その系譜に有る楽器もたいへん魅力的ですよ。
業界一のユーザー参加型Rock oN SHOWレポートでは現地からのリアルタイムなTweet、映像や写真の臨場感溢れるwebレポートで皆さんと一緒に祭典を盛り上げます!ぜひこのエキサイティングなイベントに一緒に参加して下さい!