和をテーマにした昨年の展示とは打って変わり、スタイリッシュにグランドピアノを並べたMusikmesse 2014 KAWAIブース。NAMM 2014でRock oN AWARDを受賞したVPC-1がModarrt Pianoteqとの共同展示を行っていました。現在もEditerソフトウェアのMac版や、このタッチを活かした鍵盤数のダウンサイジング、ベンド&ホイールなど様々な要望が出ているのは人気の裏返し。VPC1の成功を活かしたKAWAIの次なる一手に期待が高まります。
そしてMusikmesse 2014 事前情報でもお伝えしていたステージピアノの後継機種MP11にやはり大きな注目が集まっていました。KAWAIが誇る木製グランドフィール(GF)鍵盤にはアイボリーフィールはもちろん、お馴染みスムースな同音連打を実現する3センサー検出機構を搭載。
何より素晴らしいのは各音源のEditスペースが独立して配置されている事で、ステージでの使用はもちろん音作りにおいても求めるサウンドに専念出来るところですね。音源部のHarmonic Imaging™ XL (HI-XL)方式による88鍵のマルチサンプリング音源は、合計40 ものサウンド、100以上のエフェクトとアンプシミュレーターを搭載し、どのようなステージでも活躍出来る汎用性とクオリティを併せ持ちます。
そして注目の「バーチャルテクニシャン」機能によりハンマーの離鍵音、蓋、およびダンパーの共鳴などを素早く調整が可能。他社ではコンポーネントベースで完全な仮想グランドピアノが作れるものなどもありますが、MP11の機能はステージにおける効率的なEDITやサウンド変化への直結を重視した仕様になっていますね。元々固定ファンの多いMPシリーズの後継機、発売が楽しみです。
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