Rolandが満を持して発売してきたのがこのV-1200HDです。
このサイズのスイッチャーで2M/ Eをはじめ、これだけの高機能を搭載されたマシンは初めてではないでしょうか?何と言ってもキーレイヤー・M/Eの構成さえも自由にカスタマイズできる2M/Eスイッチャー、マルチフォーマット対応プロセッサーがドッキングされて搭載していることでしょうか。また、4Kスイッチングモードも搭載。4:2:2信号と4:4:4信号を個別にプロセスすることもでき、さらに4:2:2をアップコンして4:4:4信号としても出力できる優れもの。
専用のコントローラー V-1200HDRに搭載されているモニターはなんと2面ともタッチパネルです!片方をマルチビューとしての表示も可能です。また、本体のキーを見ると分かりますが、全てがカスタマイズできるので、ボタンにはなにもプリントされておりません!
映像入力は3G/HD/SD-SDIがBNCで10系統、HDMIは4:2:2・4:4:4それぞれ2系統づつ搭載。出力は3G/HD/SD-SDIがBNCで6系統、HDMI2系統搭載と、それぞれふんだんに用意されています。音声入力はSDIの16chが4系統、HDMIのステレオで4系統の他に、XLRは2系統づつ用意されており、スイッチでアナログ・デジタルを切り替え可能です。
本体には拡張スロットが2つ用意され、SDIやDVIの他に、MADIやDANTEなども搭載可能。この拡張カード、OHRKAの拡張カードとしてリリースされているものの一部が兼用となっており、V-1200HDで使用できるそうです。Waves SoundGrid対応のカードも出ていますね!!
なお、本体に搭載されているEtherを使用して複数台のコンピューターからRemoteできるV-1200HD RCSもあり、ホールや会議室などの設備等で使用した場合、コンピューターを接続して遠隔でコントロールできるのも便利ですね。また、Microsoft Surface Pro3にも対応しているとのことなので、ステージ上でのVJパフォーマンスにもいいかもしれません。
これだけの幅広い機能を搭載していますので、ブロードキャストマーケットやライブ・イベントだけでなく、ホール設備のような様々なシーンでの活躍が期待できますね。
Writer:akao
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