Rolandが築き上げたSuperNATURALシンセと32年ぶりに復活を果たしたアナログ回路が織りなす『サウンドの到達点』がここに。NAMM SHOWではモックのみの展示となっていたフラッグシップシンセサイザーJD-XAがついにMusik Messe 2015にて公式発表! さらにV-DrumsからはTD-30同等のサウンド/センシング性能を持ちながら操作性とコストパフォーマンスを体現したTD-25が登場!!
まずはJD-XAから、特徴的なスペックを見ていきましょう!
- 新開発のモノフォニック・アナログ・シンセを 4 パート分搭載、Poly Stack 時に は 4 音のポリフォニック・アナログ・シンセとして使用可能。
- SuperNATURALシンセ・エンジンによる 4 つのデジタル・パート
- フィルターやアンプに至るまで、すべてがアナログ回路。デジタル回路を一切通さずに音声を出力できるドライ・アウト端子装備。フレキシブルなルーティングを実現。
- 各パートに1系統のMFX、マスター段に掛かる2系統のTFX、リバーブ、ディレイ、 ポイント マスター EQ。
- パターン・シーケンサーは、内蔵音源 8 パートに加え、外部音源も 8 パートまで コントロール可能。
- USB、MIDI に加え、CV/GATE アウト端子を 2 系統装備。
- マイク入力を使い、ボコーダー・サウンドの演奏や、音声でリアルタイムに音色
・サウンドデザインの一つの到達点
JD-XA のアナログ・シンセ・エンジンは、1パートあたり 2 オシレーター、フィルター、アンプ、 そして 4 つのエンベロープの4パート構成。これが×4アナログパートあるため、アナログシンセ版SuperSAWのような分厚いサウンドもアナログパートだけで生成可能。ここにSuperNATURALシンセサイザーを足すことも、足さずにアナログ回路のまま出力することも、デジタルエフェクトだけを付加することも、すべてはユーザーの発想次第。D-50に代表されるような、アナログ・シン セでは難しいとされる倍音成分が特長な煌 びやかなサウンドとの融合は、過去にないサウンドの到達点と言えます。
・アナログ回路ならではのレスポンスとシンセサイズ
アナログ回路でしかなし得ない、エンベロープやフィルターワークに対するスムースなレスポンス。そこにRolandはさらに複数のFIlter Typeを用意。クラシックな4ポール・タイプ、強力な個性を放つトランジスター・ラダー・タイプ、マルチ・モード・フィルターから選択が可能。マルチ・モード・フィルターは LPF、HPF、BPF の特性を併せ持ち、レゾナンスを上げた状態でカットオフを動かすことで、これまでにない過激な音色変化が得られるよう設計されています。
・CV/GATE端子からUSB Audioまでを1台に集約
Xi同様のマイク入力に加え、アナログを含めた外部音源コントロールの中核としてMIDI、USB-MIDIに加えCV/GATE端子を2基搭載。さらにUSB-Audio端子を備えることでMac/PCへのサウンドレコーディングから豊富な本体コントロール(バックライト付きのノブ、スライダー、 ホイール・コントローラー)によるDAWコントロールまで、クリエイティブマインドをどこまでも刺激するOpenな姿勢が伺えますね。
・一切の妥協を排したRoland技術の到達点、発売は6月予定、税込27万円前後を予定
フラッグシップにふさわしいクオリティへ、25万円を超える本格シンセサイザーの登場はRolandファンのハートを熱くしてくれますね。XAが表すのはクロスオーバー『アナログ』の意味。かつてJDがデジタルでありながらアナログの操作性を取り入れた時代から、今アナログ/デジタルともに一時代を築いたサウンドの融合という形でJD-XAはその姿を現代に現しました。そのコンセプトは今後のシンセサイザーシーンを導くターニングポイントとなるか、6月の発売が待ち通しい!
・即戦力のサウンドと機能性を凝縮した意欲作TD-25シリーズ
そしてこちらはV-Drums最新作TD-25。基本的にTD-30と同じサウンドクオリティとセンシング構造を持ちながら、TD-30での詳細なサウンド編集(カスタマイズ機能)をカットし、即戦力のサウンドをカテゴリーから素早くブラウジングし活用できる、ユーザービリティにフォーカスしたモデル。大型のノブや白色LEDなどを含めて音源部分の筐体も全く新しいですね。価格はなんとドラムセットTD25Kで税込¥224,000、TD25KVでも¥280,000と大幅なコストパフォーマンスを実現。TD-30クオリティでこの価格、V-Drumsの新定番となること間違い無し!
Writer : Takemoto
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