DSPを搭載することで、スピーカーのサイズや音量に関わらずモニター環境を理想にグッと近づけるEVE Audio。早速、直前情報にもあった同社最小のモニタースピーカー「SC203」とパッシブ回路のモニタールーター「PMR 2.10」を発見!
さらにEVE Audio CEOであるRoland Stenz氏にお話を伺ってきました!その映像がこちら!
EVE Audio最小のモニタースピーカー「SC203」
まずはニアフィールドスピーカー「SC203」。今までのSCシリーズと同様にDSPを搭載しています。小口径スピーカーでは再現が難しく歪みやすい重低音の再生をDSPが行う事で、ナチュラルでバランスの良い音を鳴らせるようになっています。ツイーターはこのSC203のために新たに開発されたµA.M.T. Tweeter(マイクロA.M.Tツイーター)を採用しています。
背面を見ると皆がおっ!と思うのではないでしょうか。SC203はパッシブ・ラジエターを搭載! これにより最低再生周波数62Hz(-3dB)までを再生。見た目のサイズ感からは想像できないほどの低域をしっかりと豊かに再生してくれます!!
こちらが背面の接続部。ステレオRCAアナログ入力、RCAサブウーファー出力のほかに、デジタル信号をダイレクトに入力するUSB端子やサブウーファー接続時のサテライト・フィルターのスイッチングなどがついています。「田」型のコネクタでもう片方のスピーカーとリンク。音声信号と電源をおくります。
また上記の写真を見ていただくとわかるように、SC203にはオレンジ色のおしゃれでかわいいFlexiPadsが同梱されます。このスピーカースタンドにより設置する角度を0°、7.5°、15°の三種類で調節できます。つまりはデスクトップに直接置いて使うことが想定されているわけですね。ちなみにウォールマウントなどのオプションも発売されるようです。
パッシブ回路スピーカールーター「PMR 2.10」
↑ 画像の一番下にある銀色のラックが2入力・10出力のパッシブ回路スピーカールーター「PMR 2.10」!高品位なTRSジャック・ソケットを搭載し、リモート・コントローラとLEDインジケーターを従え登場。
こちらがそのリモート・コントロールを行うスピーカーセレクター。黒いボディをまとい堅牢な作りをしています。
LEDインジケーターは写真右上。SC203と比較するとわかりやすいのですがかなり文字が大きくわかりやすい!という印象を受けました。作業現場で様々なモニターを使う環境にはうってつけではないでしょうか!
自信たっぷりの笑みで今回の新製品紹介をしてくださったRoland Stenz氏。今まで以上にモニタースピーカーの選択の幅が広がり、省スペースの制作環境でもバランスの良いサウンドを出せるようになったのはとても魅力的なことではないでしょうか?SC203ですが、9月発売予定で価格はセットで7万円程度の予定です。
今やモニタースピーカー界の大きな柱の一つであるEVE Audioのこれからの更なる発展が楽しみです!
Writter Y.Togashi
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