日本でも人気の高いWaldorfのブースに入ってまず目を引いたのはオースティンパワーズのモノマネをしながらBrofeldキーボードを抱えるシュールな広告。「Go Baby Go!」と思わずあの笑い声が聞こえてきそうなほど似てますが、抱えたキーボードの通りWaldorfブースは白一色の輝きを放っていました!!

一見すると鍵盤とホイールがついただけ?と思わせるBlofeld keyboadでしたがそこはジャーマンクラフトマンシップ。鍵盤を押し込んだ瞬間に気づくテーブルトップモデルとの違いを用意していました。なんと鍵盤を押した瞬間鳴った音は本物さながらのナイロンギターの音。生まれてこのかたWaldorf製品からナイロンギターやマリンバなどのサウンドを聞いたのはこれが初めて。早速伺ったところテーブルトップモデルとの違いとしてキーボードではユーザーサンプルを取り込めるようになっていました。新たなオシレーターソースを使ってもBlofeld同様にComフィルターなどを用いて自由なシンセサイズを楽しめるので、機材としての懐が一つ深くなった印象です。じゃあテーブルトップを買った人は?との問いにもしっかりと回答を用意していました。

テーブルトップのBlofeldも$149程度でオプションアップグレード可能とのことです。既に本国ドイツでは発売しているようで、日本での発売時期を伺ったところ「ドイツと日本は遠いからまだ届かないんだよ」なんてジョークではぐらかされてしまいました。同じくドイツのACCESS社「VIRUS TI」に続き白く美しきシンセが日本に届く日を皆様もうしばらくお待ちください。

Waldorf