Cinema CameraのCシリーズが好調のキャノン。もちろんそのレンズの高い技術も注目されています。C300、C100のMark2が直前に発表され話題をさらいましたが、今年の隠し球はこちらのコンパクトなXC10ではないでしょうか?DSLRでのMOVIE撮影という業界への大きなインパクトを与えるきっかけを与えたCanonはMovieに特化したDSLR型のカメラを登場させています。
当たり前のことですが、DSLRの基本機能は動画の撮影ではなく静止画の撮影です。ユーザーインターフェースを含め静止画用の機能に集中するのか、動画向けに集中するのか、メーカーとして製品開発時の大きな難問となっていることと思います。Canonとしての一つの回答がこのモデルということになるのではないでしょうか?
動画撮影に振り切ったDSLRと言えるこのXC10、$2,499という価格は同社のXFシリーズのMovie Cameraがいる価格帯。ユーザーに従来のMovieスタイルを取るのか?DSLRスタイルを取るのか?こういったことを考えさせるある意味で問題作。機能としては1inchの12MpixelのCMOSセンサー、12 stopのダイナミックレンジ、10倍ズームレンズ、4K XF-AVC intra収録と隙の無い仕様。
小型、軽量の為、このようなジンバルにも収まりがいいのも魅力。
H.264 4:2:2/8-bit MXF 4K (QFHD) 3840 x 2160 (XF-AVC)での収録も可能ということで取ってすぐの編集などにも対応できます。また$2,499という価格はSunDiskの64GB CFastを含んだ価格。これもコントパフォーマンスがいいと感じませんか?静止画用のカメラとしての性能だけを考えるとDSLRに及びませんが、動画撮影機能は上位機に匹敵。非常に面白いカメラが登場したと思います。
もう他のNews等で情報をお持ちと思いますが、C300とC100はMark 2に進化をしています。その特徴はDCI 4K対応ということも有りますが、Dual Pixel CMOSによるAF機能の高速化。まさに正常進化と呼べるバージョンアップといえるでしょう。
この後は、写真のみですがCANONブース毎年恒例のレンズコーナー。お楽しみ下さい!!
Writter Y.Togashi
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