AVIDの向かい側に大きなブースを構えるのがNAB 2014 harmonic ブース。
このメーカーはサーバーを中心としたトランスコード等多彩な機能を提供するバックグラウンドサービスを中心としたソリューションの提案を行っています。
まずは、編集向けのサーバーソリューションの提案。Harmonicでは高速なサーバーから、ニアライン向けのソリューションまで幅広いラインナップを揃えます。
メインとなるのは”Media Grid”と呼ばれるストレージ。そしてIngestとして”Spectrum”、トランスコーダーとシて”Carbon”。
これらのシステムを組合せて制作向けの環境を構築。ワークフローのバックグラウンドプロセスを担うサービスを合わせて提供し統合されたワークフローの確立が可能となっています。
様々なソリューションを持つharmonicのもう一つの軸がこのPlayout。4k=UHDの展示を行い写真にも有るようにLive Deliveryシステムを動態展示していました。
この2つのブースは隣り合わせになっているのですが、まさにいまアメリカの制作会社、放送局が必要としているソリューションを端的に表していると思います。
ドラマ、制作されたプログラム(番組)をMultiscreed配信することが主流となりつつ有るアメリカではプログラム完成と同時に自動的に各サービス向けに変換、登録、配信開始を行うシステムに需要があります。構内に当てはめるとVideo on demandサービスといったところが同等のサービス。課金された番組をユーザーは見たいコンテンツを買って試聴する。Live Transcodeは生中継を収録しながら配信向けに変換して放送終了直後から配信サービスに展開、そういったことも提案の中に含まれているのが象徴的です。
その隣のブースはPrimary Distribution。国内でいうところの本放送Mpeg-2 TSでのエンコード・デコードのプレゼンですが、お客様の数の違いがわかるでしょうか?注目がどちらに向かっているのか非常にわかりやすいと感じます。
そして、アメリカ国内のATSC 3.0基準に合わせたトランスコード技術の展示も行われています。InterBEEならARIB準拠の…となるんでしょうね。
ブースの中にCafeが…魅力的でしたが、取材を急がないといけないので、後ろ髪を惹かれる思いであとにしました(涙)
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