映像・音響機器の世界最大規模の祭典NAB 2014が今年もアメリカ・ラスベガスにて開催されます。恒例のRock oNレポート今年もご期待ください!!会場は恒例のLas Vegas Convention Center。東京ドーム7個分という広大なコンベンションから注目の製品をPick Upの予定です。
ROCK ON PRO君塚、NAB初参加です。NAB 2014は、長年の業界生活で身につけた選別眼でレポートを盛り上げます!
InterBEEでは、ギターを弾いてのデモも含め、なんでも来い!ですが、海外展示会は初挑戦。少し不安もありますが、心はすでにアメリカに飛んでます!!ラスヴェガスの熱気をお伝えすべく準備万端です。是非ともお楽しみに!!
個人的な注目は、「果たしてAVIDの隠し球はあるのか!?」
毎年、何かしらの発表をこのNAB 2014に合わせて来るので、会場オープン前に開催されるAVID Connectに参加しレポートします。AVIDが提唱する”AVID Everywhare”、そして、AVIDの考える未来像をお伝えできればと思ってます。ご期待下さい!
今年のTOPICはなにはともあれ、『4K』。NEXT TV、NEXT Difinitionと各社、というよりも各国規模で次の放送規格に関しての提案、技術発表が積極的に行われています。ハイビジョン化が終わったばっかり、、、、と感じている方も多いかもしれませんが、日本国内でも『NexTV』次世代放送推進フォーラムが昨年発足し本格的に4Kそして8K放送へ向けた動きが活発化しています。4Kの試験放送、番組制作への動きも活発化しています。
実際にCS衛星を使用しての試験放送は成功を収めており4K/60P映像のリアルタイム圧縮、伝送に関しては、最新のh.265=HEVCコーデックの利用により現実となっています。電波以外にもケーブルテレビを使用した実験では4ch分をマルチプレクス仕手の伝送実験も成功、IPTVではYoutubeなどがすでに4k映像の配信を開始しています。NAB 2014では、放送分野の試験的な技術発表とともに、制作現場での4kのハンドリング、製作機材などが活発に発表されることでしょう。
そして、『ファイルベース』というキーワードも2nd faseに突入していると言えるでしょう。奇しくも先の東日本大震災でのテープメディアの世界的な枯渇により、なんとか流通した国内以上にテープメディアに対する危機感を持ったのが日本以外の放送局でした。このような理由から、海外の放送局、プロダクションでのファイルベース化への機運が一気に高まり日本国内よりも、2年先を行っているのが現状。サーバーを使用した共有フロー、ファイブベースカメラからのデータでの取り込みといった第1段階はすでに当たり前のワークフローとなり、メディアをどのように管理を行っていくのかというMedia Asset Managementが完成形を見せています。
その次のProduction Asset Managementと呼ばれる、作られたコンテンツのLife Cycleを管理する、Moneytize(どのように資金に変換するか)を管理するツールが生まれ始めています。もう一つが、制作環境のクラウド化。世界中どこにいても取材された素材を見ることが出来、編集することが出来るツール。Internetの普及により、このようなワークフローも産声をあげています。今年のNAB 2014では、どのような革新的なシステムが生まれるのでしょうか?既存のシステムのアップデートはかなりの量になると思います。どのような未来を書くメーカが描くのか?是非ともレポートをお楽しみに!!!