「これは何だ?」とTwitter上でも話題になったMyrinxのマイク。
Myrinxはマイクのカスタム(MODに近い)メーカー。「世の中には素晴らしいマイクが存在しているが、私たちはまだ改善の余地があると思っている」というMyrinxスタッフ。
市販されているマイクを一旦分解し、PCB基板で音質的に損をしている部分があればそれをポイント トゥ ポイントの実線配線で再結線。そしてさらに音質を損なうことにもつながるXLRコネクタ部分を廃し、VOVOXケーブルを直結するというこだわりよう。一番目を引く木製筐体は見た目のイメージ以外にも、金属と比較して静電気を帯びにくいことや金属とは違う共振特性を求めた結果により採用されています。そして白いネット部分はなんとヘチマの実を加工したオーガニックなもの。もちろん音響的にナチュラルでありながら吹かれやダイヤフラムの保護を行えるものを探した結果、これに辿り着いたそうです。
もうこうなってしまうと元のマイクが何なのかが分からなくなってしまいますが、たとえばこの画像のマイクはBrauner VM1です。
Myrinxでは
・brauner phantom
・braubner phanthera
・brauner VM1
・brauner VMX pure cardioid
・myrinx pearl CC22
・myrinx pearl CO22
このようなラインナップのMOD品を販売中。もちろんどれも木製筐体、ヘチマネット、VOVOX直結という仕様は共通です。
ギターやアウトボードでは極端なMOD品が存在していますが、ハイエンドマイクをここまで派手にMODした製品というのはなかなかなさそうです。ただでさえ高品質なbraunerのサウンドをさらに追い込んだマイク、試してみたいですね。
Writer IH富田
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