Musikmesse 2015 Violet Designブース。暖かく深みのあるサウンドで大人気を博したGarnetの新ラインナップ、Garnet ’67が展示されています。
Garnet ’67
ヒット商品である 真空管マイクロフォンGarnetシリーズの新バージョン。Musikmesse 2015開幕にギリギリ間に合って発表となったようですが、詳細はまだ公開されていません。ただGarnetがU47のサウンド特性を持つ ’47カプセルを搭載していますがこちらは「’67」という数字を冠しているので、’67カプセルを搭載したモデルではないかと推測されます。今後メーカーからも詳細発表がされるはずなので、その際には改めてお知らせいたします。
The Maestro
Violet Designの持つ技術全ての結晶、とされるThe Maestro。販売価格¥91,800(税込)でありながらフラッグシップのFlamingoの系譜を持つサウンドを持つ期待の新製品です。直系27mm デュアルダイヤフラムでVD27カプセルを搭載し、自己ノイズの低さも相まって、メーカーの言葉を借りると「濃く、密度の高い中域とクリスタルクリアな高域は忠実に個性を収録」することができます。
Atomic
こちらも販売がはしまったばかりの新製品。¥54,000(税込)という手頃な価格です。Atomicは上位機種Wedgeなどで採用された直系21mm シングルダイヤフラムの VC21カプセルを搭載。このカプセルふくよかな低域と高出力を特徴とするためプリアンプで大幅なゲインアップをする必要としません。そのおかげでプリアンプでの歪みを極力押さえることができます。
Violet Designは一部製品の筐体色が紫からグレーに変更されています。写真中央に位置するロングセラーのThe Global Preもシックで重厚なグレーに。
Violet Designが本拠地を置くラトビア共和国は1940年から1991年までの間旧ソビエト連邦の一部でした。その時ラトビアには軍事関連の研究所が多く置かれ、そこで研究されていたレーダー技術から世界最高峰の音響技術が生まれたという歴史があります。この国にしかできない製品作りとViolet Designの完成が融合して出来上がった新製品。実際に使ってみたいですね!
Writer IH富田
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