Glookast(グルーキャスト)というポルトガルのメーカー。このメーカーはFilebase Workflowの助けとなるInjesterなどを多数ラインナップしています。今回注目したのはその中でもGLOOBOX Captureと呼ばれる製品。
このモデルは2系統のBaseband Injester。もちろん9pinでの制御での取り込みが可能です。その特徴は、同時に3つのコーデックでの収録が可能だという点。一つは、Master Fileとして低圧縮・高画質で取り込み、もうひとつはワーク用として中間コーデックで、最後にストリーミング用などのプロキシを生成と言った作業を取り込み時に一括で行うことが出来るということ。更にそれぞれのファイルは別々のストレージへ保存したりといったことが可能。
入力はSDIとなっていますので最高解像度はFull HD。それが2系統となります。同時に16chのEmbeded Audioの取り込みも可能です。更にはAvidとの深いインテグレーションを実現しているということでInterpalyへのChack-inをしてのISISへの書込なども可能だということ。
実際の展示でもInterplayを用意して実演を行っていたのが印象的でした。Injestのコーデクッはテンプレートとして持つことが出来るために、タイミングごとにコーデックを切り替えるといったことも簡単にできるということです。
ただ一つだけこの機械で残念だったのがPro Resへの非対応。やはり需要の多いPro Resに対応していないというのだけが心残りな構成のBaseband Injesterです。
Writer Y.Maeda
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