現地時間3月25日から28日までマイアミで開かれたダンスミュージック文化の祭典WMC(Winter Music Conference 2015)でNative instrumentsが全く新しいオーディオフォーマット『 STEM 』を公開しました。
この記事を作成現在、NI社からの公式発表は届いていませんが、動画は公開されています。どうやらこのSTEMはとんでもないオーディオフォーマットの様です。
STEMは拡張子.mp4に5つのステレオトラックを格納したマルチトラック不オーディオファイル。つまりファイルは一つであっても専用ソフトウェアで展開するとその中には5つのステレオトラックが入っています。うち1つは通常の2ミックス。残り4つが制作者が任意でアサインした各楽器のマルチトラックとなるようです。
例
1. ドラムセット一式
2. ベース
3. ボーカル
4 その他上もの.
5. 2mix
このようになります。DJ向けのフォーマットということなのでTRAKTOR DJでの使用が念頭に置かれているようです。今後の展開は未知ですが、今あるSTEMの使い方としては、TRAKTOR DJ上でこの4つのマルチパートを置き、リアルタイムで抜き差しや個別のエフェクトプレイをすることができます。
制作した楽曲をSTEMファイルとしてコンバートするソフトウェアもNI社は準備中との事。
まさにDJを新次元のミュージシャンへと昇華させる可能性を秘めたオーディオフォーマットと言えますね!
※とはいえNI社はMusikmesseやNAMMなどの展示会への出展はこれまで行って来ませんでした。今回もWMCでの発表ということなので新展開はいつになるのか読めないところがありますね。
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