2011年7月1日特集, ,

Non Stop Your Creation TECNHO編

幼少時代にKRAFTWERK、YMOで音楽に目覚め、エレポップ、ELECTRIC BODY MUSIC、セカンド・サマー・オブ・ラブ後のHOUSE、TECHNO、TRANCEとエレクトロニック・ミュージック、ダンスミュージックをこよなく愛して30年（年がバレてしまいますが、、、）のマエストロ佐々木が、TECHNOはオリジナリティとノリが命ということで、想像力をかき立てられる、クリエーターの立場でグッとくるアイテムをご紹介。人とはちょっと違った面白いものを探している方お任せください！

セレクトアイテム！

・DOEPFER Dark Energy + Dark Time （Red LED）
・Teenage Engineering OP-1
・Ableton Suite 8
・Sound toys Native Effects Bundle V4
・PHONON SMB-01

・DOEPFER Dark Energy + Dark Time （Red LED）

「みなさん最近ツマミ回してますか？」ということでTECHNO系にはシンセサイザーサウンドが不可欠ですが、昨今のソフト音源はエディットする余地のないほどの完成されたプリセットが多く、しかも画面ではエディットする気にならないので、そのまま使用している方も多いと思います。が、オリジナリティあるトラックを作るにはオリジナルサウンドが必要と信じる私は「Dark Energy + Dark Time」をオススメします。名機MS-404の後継機種Dark EnergyはシンプルなベースサウンドからFXサウンドまでデジタルでは感じることの出来ない音の粒まで感じられるリアル・アナログ・サウンド。そして新登場のDark Timeとの組み合わせでDAWシーケーンサーでは決して生み出すことの出来ないステップシーケンサーならではの予期せぬオリジナル・フーレーズが生み出せますよ！ハードウェアのステップ・シーケンサーを使ったことの無い方は是非一度使ってみて下さい。気がついたら数時間経っていた、、、というくらいハマります！

・Teenage Engineering OP-1

話題のガジェット・シンセ”OP-1″です。TECHNOファンの方は”買い”です！未来的（なんか懐かしい響きですが、、）なデザインで、こんなに遊び心がありセンスの良い製品は最近無かったのではないでしょうか。何に使う？どうやって使う？なんて事は後で考えましょう。シンセ、サンプラー、シーケンサー、レコーダーを搭載しリチウムイオン充電式なので、どこでも遊べ、新しいアイデアがどんどん出てくる事間違い無し！内部レコーディング、リサンプリングでフレーズを保存し、USB経由でコンピュータに転送できるので最新DAWシステムでのトラックメイキングにも簡単に利用可能です！

・Ableton Suite 8

ライブパフォーマンス、DJなどの用途で語られがちな「Ableton Live & Suite 8」ですが、ここはあえてArrangement Viewでのトラックメイキング用シーケーンサーとしてオススメ。TECHNOは基本的にループベースの音楽です。ループシーケンサーとして出て来たAbletonはループの扱いが非常にしやすくリアルタイムにBPMに同期するWARP機能は必須です。操作は他のDAWが理論的とすればAbletonは非常に感覚的。サウンドをループ再生させたまま途切れる事無く、新しいフレーズを打込んだり、エフェクトのON/OFFやプリセット切り替えも出来るので、イメージをどんどん膨らませることができます。内蔵エフェクトはクリエイティブなプリセットが多く、積極的なサウンドメイキングに使えますよ！

・Sound toys Native Effects Bundle V4

ディレイ、フィルター、モジュレーション系のエフェクト・プラグインは選択肢があまり無く、DAW標準のエフェクトを使用しているかたも多いと思いますが、強烈にサウンドを変化させたいなら「Native Effect Bundle」です！エフェクトというより1つの楽器と言っても良いほどの個性でシンセからリズムトラックまでエフェクティブなサウンドに激変させる事が可能です。サウンドにもう一つ個性を加えたいと思っていたら試す価値あります。

・PHONON SMB-01

DJ用ヘッドフォンではドンシャリ過ぎて制作に向かない。モニターヘッドフォンでは音は見えるけどローエンドの量感が少ない、サウンドがつまらないと感じている、ダンスミュージック・クリエイターにオススメ！ダンスミュージック特有のキックのグッとくるパワー感を感じることができる低域再生能力があり、モニターヘッドフォンとして解像度、空間再現力ともかなりハイレベルにまとまっています。しかも解像度が高いのに耳に痛くないサウンドも特徴。少し高めの価格帯ですがヘッドフォンでの制作が中心の方は3万円でスピーカー買うなら「SMB-01」買いましょう！

●Next Step

NEUMANN KH120A

良いヘッドフォンでしたらヘッドフォンでのモニターでもかなり作り込めますが、ある程度音の出せる環境ならやはりスピーカーで聴きたいですよね。NEUMANN社初のモニタースピーカーKH120Aはモニターらしい解像度の高さと密度感のある音楽的なサウンドを高次元で両立させており、アコースティックなサウンドから最新の打込みサウンドまで表現力豊かに再生します。小さな筐体からは想像できないと思いますが、パワフル過ぎる程の低音再生能力があるので、ダンスミュージックのモニターにオススメ！

● 合計＆クレジット