EditShareは国内でも導入の進む制作向けの共有ストレージ。NAB 2015のBest Showを受賞した最新モデルEditShare EFSが高い注目を集めています。
これまではソフトウェアの更新により多彩な機能を追加してきたEditShareですが、遂にハードウェアの更新を行いスケールアウト型のモデルへと変化を行っていました!!
このラックの左列の青いモデルがEditShare EFS。EFS Masterと呼ばれるヘッド(この写真では2台構成としてリダンダントになっています)そして、スケールアウトストレージとしてEditShare EFS Storage Nodeが加わるという構成。今年のNABのサーバー関連のトレンドの一つであるスケールアウト。これは内部のdataを壊すことなくノードを追加することで容量の追加を可能とするという技術。代表的なモデルとしてはEMC Isillonがありますが、これに追従して多数のメーカーがこのスケールアウト型のシステムを発表しています。
やはりスケールアウトのメリットは、サーバーの内部容量が不足した際にはハードウェアを追加するだけで、ダウンタイムを最小限に容量の拡張が出来るという点。すでにCLoud Serverなどでは当たり前のようにスケールアウトできるサービスが存在しますが、エンタープライズ用途では要求される帯域を確保するためにどうしてもローカルサーバーが必須となります。このローカルサーバーにスケールアウトのテクノロジーが浸透し始めています。
2UのEditShare Storage Nodeの内部はこのようになっており、16台のHDDを搭載可能。4TB HDDが標準構成となっていて64TBの実装となります。そして最大5PB(ペタバイト)までのスケーラブルな拡張が可能となっているということです。
もちろん速度も高速化しています。ラックの実装写真に40GbEのスイッチが展示されていたように、エンタープライズサーバーにも40GbE化の流れを感じることが出来ます。
Flowを始めとした高機能なソフトウェアテクノロジーを持つEditShareは今後導入の候補に必ず上がるモデルになるのではないでしょうか。もちろんEFSとなったことで、各クライアントソフトウェアとの互換性の再確認作業は必要と思います。今後の対応状況の報告が楽しみですね!!
Writer Y.Maeda
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