Rock oN Company ショー・レポート!IBC 2012 / PLASA 2012

SENNHEISER

ワイヤレスマイクシステムの新たなマスターピースとなるか?SENNHEISERは新シリーズDigital9000をリリース!


ヨーロッパで最大のシェアを持つワイヤレスシステムの会社SENNHEISER。IBCで世界初公開のデジタルワイヤレスシステムとなるDigital9000シリーズを展開。こちらはハンドヘルドトランスミッターSKM9000、ボディーパックトランスミッターのSK 9000、アンテナAD/A/AB9000、そしてシステムの心臓部となるレシーバーEM9046で構成され、日本で言う所のA/B帯でデジタル伝送を行う同社のフラッグシップです!


外観上でまず目を引くのは大きなTFTディスプレイ。これまでのレシーバーはそのサイズから操作画面が小さく、周波数の設定等で苦労をしていましたが、これだけ大きいディスプレイだと視認性もよく、バックライトも明るい為、暗いステージ袖で目を細めて値に見入る苦労も無くなりそうです。

堅牢な筐体に包まれたレシーバーEM9046はモジュール式で、最大8チャンネルのレシーバーシステムとして動作。

また、リアパネルの出力セクションもDigitalの名の通りAESアウトを備え、最大6系統のスプリットが可能と記載されています!!最高24bit/96kHzの出力を可能とし、デジタルワイヤレスの信号をロス無く出力することでその優位性は高まります。運用の柔軟性、ポテンシャルの高さ、さすがは、SENNHEISERのフラッグシップモデルですね!!


こちらはハンドヘルドトランスミッターSKM9000。新規に開発された9000シリーズ、従来のevolution G3シリーズ、2000シリーズ、Neumann KK204、KK205
(実は、NeumannはSennheizerのグループ企業です)も含めたなんと全12種類のカプセルを選択可能。中でも4種類用意された9000シリーズ専用のカプセルは内部にサスペンション機構を持ちハンドグリップのノイズを軽減。選択肢の拡がったサウンドはSKM9000によりデジタルで送出!ノイズレスな高音質を届ける事が可能です!

SENNHEISERのフラッグシップとしてその姿を表したDigital9000シリーズ。日本国内での導入時期は不明な状況ではありますがその期待はさらに膨らみます!

デジタルマイクと言われるシステムの世界標準規格AES42に対応したデジタルモジュールシステムを展示!MZD8000を従来のMKH8000シリーズのヘッドに取り付けることにより、デジタルマイクが完成します。上の写真では、カプセルは30Hz〜50kHzまでの超広帯域を誇るMKH8090がセットに。下の写真では、MKH8070,8060と行ったショットガンタイプのヘッドが取り付けられています。

このNEUMANN提唱のAES42ですが今回のIBCでもプロダクトの形となって各メーカーから登場してきました、NEUMANN、SENNHEISER、SCHOPSといったドイツメーカーが先行している状況ですが各国メーカーからもリリースを期待したいところですね!

ほかにもSENNHEISERのお家芸とも言うべきガンマイクMKE600のシリーズも展開。こちら銘機MKH416の血統は今もなお進化を遂げています!

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