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新しくなったTOONTRACK EZdrummer 2をレビュー!「EZdrummerのここが凄い!」をPD安田が新しくなったポイントも交えてレビューして行きます!
TOONTRACK EZdrummer 2は価格やユーザーインターフェースをみて、手が出易いドラム音源では無いかと思います。特にドラム音源として重要なのは音源の質から使い易さが上げられるかと思いますが、EZdrummer 2は中でも非常に操作がし易く、またドラムパターンのバリュエーションがもっと欲しい方に最適な音源では無いでしょうか。
それでは早速EZdrummer 2の中身を3つのポイントにて紹介をしていきたいと思います。
ドラムのイラストをクリックするだけでサウンドの確認が可能!
EZdrummer 2の特徴として、まずイラストのドラムをクリックするだけで各パーツのサウンドを確認をする事が出来ます。
もちろんこれは他の音源でも、各パーツのサウンドを確認をする事は出来るのですが、EZdrummer 2の場合はまるで自分がドラムセットの位置に立って、描かれているイラストへ直接アクセスするだけで音色の変更、サウンドの確認が可能です。
このユーザーインターフェースはドラマー以外の方で、初めてドラムという楽器を見た人でも、実際に叩くイメージが湧き易く設計されています。
特にドラム音源だけに限らないのですが、こういったユーザーインターフェースのアクセスのし易さは、制作でもスムーズに効率よく作業をする上でも非常に重要なポイントとなります。
簡単な視点では有りますが、これまでのEZdrummerユーザーが愛用している理由としても、このインターフェースは大切な機能となっています。
またクリックのサウンド確認だけでは無く、音色の切り替えも簡単にこの画面にて変更を行う事が出来ます。
それも各イラストのそれぞれにプルダウンで音色のリストが出てくるので、記述するまでもなく、いとも簡単に切り替えが可能です。
EZdrummer2の旧バージョンからこの仕様に関しては大きな変更は有りませんが、今回の2では1つのドラムキット内で立ち上げられる音色数が増え、3タム2フロア、4クラッシュシンバルと、普通のドラムで考えてもかなりゴージャスなセットで制作を進めるのは非常に嬉しいです。
細かい部分ですが、こういったアクセスのし易さと、また操作性に優れている点が、PD安田が皆さんにオススメしたいドラム音源となっています。
パターンに困ったら積極的にMIDIグルーブを活用!
今回のバージョンアップにより「MIDIグルーブ」の検索が強化されており、それぞれジャンル分けがされているので、ドラムパターンに困った時、すぐに頼る事が出来ます。
画像を見ても分かると思いますが、インターフェースの下の部分にグルーブを配置できる欄が有ります。ここに好きなパターン選択してドラグ&ドロップでオリジナルのグルーブを組み合わせる事が可能になります。
更に、好きなグルーブをハサミのツールで分割にしたり、また後ろに違うパターンを持ってきたり等、DAWと同様の感覚でパターン作りを行う事が可能です。
またこれらのパターンをDAW上にもドラグ&ドロップだけでMIDIパターンを移す事が出来、楽曲内でドラムアプローチや、アレンジを行う事も可能です。
こういったプリセットドラムパターンを簡単に検索、またはパターンの確認が行えて、すぐにアレンジに行かせる所は他のドラム音源の中でも、もっとも優れているポイントかと思います。
打ち込みに慣れている人でも、最初からドラムのパターンが完成されている状態で作曲が進む事も無いと思うので、積極的にこの強化されたMIDIグルーブを使って、スムーズな制作をしたい機能です!
そして、EZdrummer 2の最大のポイントになりますが、上記の画面の「Edit Play Style」では、EZdrummer内で完成させたハイハットのパターンをそのままライドシンバルへ移行させる事が可能です。
通常DAW上内では、必要な部分をマウスで選択をして、移動をしないと出来ませんが、EZdrummerではイラストの各パーツを選択し、そのままドラグ&ドロップの感覚で、移行をさせる事が出来ます。
更にこれだけでは無く、任意のパーツに対して「Selected」でパターンタイプを選択し、「Amount」ツマミを回す事で、シンプルなビートにゴーストを加えたり、またタムを回したビートへと簡単にエディットする事が出来ます。
この機能はドラムのパターンが全く分からない方でも、気軽にグルーブを変更する事が出来、またドラム本体の主張も気軽に変更する事が可能です。
初めて見た時はこんな簡単に打ち込めれば、デモ制作時でも他のパートに対しての制作に集中する時間が増えるので、非常に有効的な機能になります。
ドラマー視点、オーディエンス視点でアウトプットの切り替えを!
EZdrummer 2ではMIXER画面でオーディエンス側とドラマー側の立場でそれぞれ出力を左右変更する事が出来ます。もちろんBFDでもこの切り替え機能はついていますが、簡単に切り替える事で制作でもドラムの各パーツの配置に対しての意識が高まります。
特にタムがどのように配置されていて、どのように音が流れているかも曲中でのアクセントとして重要なポイントになってきます。
またこのように切り替えが簡単に出来る事は、最終的に仕上げの段階としても、ハイハットの位置決めや、クラッシュの広がり等を決める事に置いてもアイデアとして活用するべき大きなポイントとなっています。
EZdrummerはこういった点の全てがとにかくアクセスし易く、悩む事無く調整をする事が出来るので、最初のドラム音源としても簡単に楽曲の土台作りとして、向いているのでは無いかと思います。
しかし、ドラムのリバーブに関して言えば、プリセットの段階から少し強調されているようにも感じるので、ここはこのMIXER画面で、なるべくリバーブを下げめにして作業をすると全体像も浮かび易いかと思います。
その他にもこのMIXER画面でCompの調整や、MicBlendで全体のサウンドを調整がする事が出来ます。これも写真を見て分かり通り「ツマミを回して」のアクションで操作が可能なので、素早い音作り可能では無いでしょうか。
もちろんサウンドもEZXの拡張音源シリーズが用意されており、コストパフォーマンスも高いので、様々な音色も揃え易いドラム音源では無いでしょうか。
是非この新しく、そして使い易くなったEZdrummer2で素早い楽曲に制作に大活用してください!
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