Rock oN Company 2011 NAMM ショー・レポート!

Allen & Heath

SR用デジタル・コンソール:iLiveシリーズ用のDanteカードとiPad Appを発表!!! 今年以降、日本のコンサートの現場でも人気を集めそうです!!!

DJ系、レコーディング系、ライブ系と、製品の守備範囲が広いAllen & Heath社は、かなり大きなブースを構えていました。最も注目されていたのは、昨秋のAESサンフランシスコで発表されたレコーディング・コンソール「GS-R24」。24ch入力仕様で、32ch入出力のFireWireオーディオ・インターフェース機能も備えています。一昔前は多かったこのクラスのレコーディング・コンソールも、今は多くのメーカーが撤退してしまいましたから「GS-R24」は貴重な存在です。小規模なレコーディング/プロジェクト・スタジオには最適なコンソールですね。
そして今回、Allen Heath社が新製品として発表していたのは、SR用デジタル・コンソール「iLive」シリーズ用のDanteカード。今回のNAMMショーでは、Focusrite社がDanteを装備したAD/DAコンバーター「REDNET」シリーズを発表して大きな話題を呼びましたが、「iLive」シリーズもこのカードを装着することでDante対応となります。
Danteの魅力は、何と言っても標準のインターネット・プロトコルに基づいた規格であること。DanteのオリジネーターであるAudionate社が開発しているDante Virtual Sound Cardソフトウェアをインストールすれば、コンピューターのEthernet端子がDante用の端子としてそのまま利用できるようになります。もちろん、既存のEthernetインフラもそのまま活用することが可能。今後、スタンダードになっていきそうなデジタル伝送規格です。
また、Allen & Heath社は、「iLive」シリーズ用のiPadコントロールAppも発表していました。昨秋、ヤマハもM7CL用のコントロールAppをリリースしましたし、「iPadでコンソールを遠隔操作する」というスタイルはSRの現場で今後、急速に広まっていきそうです。
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