Rock oN Company 2011 NAMM ショー・レポート!

Sonic Core(旧Creamware)

DSPマニアの間で評価の高いSCOPEプラットホーム!!! 今回のNAMMでは新開発のDSPアクセラレーターとAD/DAコンバーターを展示!!!

今回のNAMM、あのSonic Core社もちゃんと出展していました。Sonic Core社は、DSPアクセラレーター「Scope」プラットホームで一時期人気を集めた旧Creamware社です。現在も「Scope」プラットホーム製品の開発を精力的に続けており、「DSPマニア」の間では支持を集めています。
現在、Sonic Core社の主力製品となるのは「Scope XITE-1」というユニットで、これは1Uラック・サイズのDSPアクセラレーター。ホスト・コンピューターとはFireWireで接続することで、DSPベースの高品位なエフェクトやミキサー、インストゥルメントを思う存分使用することができます。もちろん各エフェクトやインストゥルメントはVSTにも対応しているので、CubaseやLiveといったDAW上で活用することも可能。要するに、今回のNAMMで発表された「UAD-2 Satellite」や、「TC PowerCore FireWire」などと同種の製品ということです(メーカー的には、UAD-2をかなり意識しているようで、「アレより凄い」というアピールを繰り返していました。笑)。最新のソフトウェアはScope v5.1で、Windows 64bit環境にも完全対応を果たしています。
そして今回のNAMMでは、「Scope XITE-1」のライト・バージョンとなる「Scope XITE-1 D」という新製品が登場。「Scope XITE-1」からフロント・パネルの入力端子を省き、DSPパワーも若干少なくした結果、価格が2/3程度に抑えられているとのことです。スタッフの方は、「既に高品位なオーディオ・インターフェースを持っていて、UADシリーズをはじめとする他のDSPアクセラレーターを使用しているユーザーに最適」と説明していました。
その他、少し前には、新開発のAD/DAコンバーター「Ferrofish A16 MKII」という製品もリリース。こちらは1Uラック・サイズながら32ch入出力を備えたスペース・ファクターに優れたAD/DAコンバーターで、ADAT端子に加えて新たにMADI端子が備わったのが大きな特長です。先述の「Scope XITE-1 D」はこれから出荷とのことでしたが、「Ferrofish A16 MKII」はブースにもしっかり展示してありました。2基備わった高解像度のディスプレイが印象的です。
日本に代理店が無いため、なかなか手を出しにくいSonic Core社の製品ですが、スタッフの方は「日本にも直接販売するので、興味のある方はぜひ問い合わせてほしい」と猛烈にアピールしていました。他と異なるサウンドを求める人には、要注目の製品と言えそうです。
また、Sonic Core社ブースでは、伝説のシンセサイザー・デザイナー、ジョン・ボウエン(Sequntial Circuits製シンセや、KORGのWavestation、OASYSなどの開発を手がけた)が設計した「SOLARIS」も展示されていました。そのサウンドは見た目のとおり重厚でディープ。現代版Matrix 12のような感じです。
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  1. うーん、UAD2とかPowercoreとかもそうなんだけど、
    専用プラグインじゃなくてWavesとかを外部DSPで動かせる機材ってできないのかな?

    kkk @ 2011年1月16日 12:17 PM
  2. SOLARISの注文をして既に2年と数ヶ月…結構な金額を払ったまま、随分と待たされ続けているんですけど…。

    tosi @ 2011年1月21日 3:30 AM

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