Rock oN Company 2011 NAMM ショー・レポート!

iConnectivity

iPhone/iPad/iPod touch用の本格MIDIインターフェースが登場!!! コンピューターとiOSデバイス間のMIDIデータのやり取りもダイレクトに行えます!!!

先週開催されたCESでも話題になっていた「iConnect MIDI」が、NAMMにも出品されていました。iConnect MDIは、アメリカのiConnectivity社という新しい会社が開発したiOS(iPhone/iPad/iPod touch)用のMIDIインターフェース。同社いわく、iOS用の初のプロ向けMIDIインターフェースとのことで(Line 6社のMIDI Mobilizerが初だと思うんですが、iConnectivity社的にはプロ用として認めてないということでしょうか?)、なかなか期待できる製品です。
コンパクトな金属製の筐体には、2系統のMIDI入出力端子と、iOSデバイス(iPhone/iPad/iPod touch)を接続するためのUSB端子が2基、コンピューター(Mac/Windows PC)やMIDIキーボードなどを接続するためのUSB端子、そして電源アダプター端子が備わっています。iOSデバイスの音系アプリを外部MIDIコントローラーから演奏したり、あるいは外部MIDI音源をiOSアプリから鳴らしたりする場合は、iOSデバイスをUSB端子に繋ぎ、MIDI機器をMIDI端子に接続するだけでOK。使用方法は至って簡単です。MIDI端子を使用せず、MIDIキーボードなどUSB端子に繋いで、iOSアプリと直接MIDIデータをやり取りすることも可能。さらにはUSB端子にコンピューターを接続することで、Mac/Windows PCとiOSアプリ間で直接MIDIデータのやり取りを行うことも可能です。
うーむ。「出来ること」は確かにプロ仕様。ブースには様々なMIDI機器が用意され、実際に演奏できるようになっていたのですが、iOSアプリを鳴らした際に気になるレーテンシーもほとんど感じませんでした。スタッフいわく、「Apple社の標準のフレームワークに基づいて丁寧に開発を行った結果、これだけのレスポンスを達成したんだ」とのこと。どこまでもプロ仕様なMIDIインターフェースです。
気になるお値段はイントロ価格で179.99ドル。かなり高価な印象ですが、アメリカではオーダーが殺到しているそう。今後、本格的な音系アプリがどんどん登場してくると思われるので、音楽制作を行っているiPhone/iPad/iPod touchユーザーなら1台手元に置いておいてもいいアイテムかもしれません。
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars

現在、5点満点中、3.50点です。
この記事に対して、22名の方が採点に参加してくれています

Loading ... Loading ...

Winter NAMM Showは、数ある音楽機材のイベントの中でも、世界中のデベロッパーから新製品、新技術が発表される世界最大規模の祭典です。現地のレポート・スタッフ他、このサイトをご覧いただいている皆さんが楽しめるようなコメントをお待ちしております!

NAMM 2011の記事を検索!

ページの先頭へ戻る