あのFraunhofer研究所との共同開発による新プラグインを発表!!! このプラグインをマスター・トラックにインサートすることにより、MP3/AACエンコード後の音質を確認しながらの作業が可能になります!!!
一昨年のSonnox Restore以来、新プラグインのリリースがなかったSonnox社ですが、今回は久々となる新製品をお披露目していました! 「Sonnox Fraunhofer Pro-Codec」と名付けられたその製品は、DAWのマスター・トラックの最終段にインサートすることで、MP3/AACへのエンコード後の音を聴きながら作業が行えるという大変ユニークなプラグインです。
まずは衝撃のデモンストレーションムービーをご覧下さい!
最近ではインターネットを利用した音楽配信がすっかり普及し、リスナーが音楽を聴く際のメディアは、MP3やAACといった圧縮フォーマットのオーディオ・ファイルが一般的になっています。しかしこの圧縮フォーマットというのが作り手にとってはなかなかのクセ者で、素晴らしいミックス/マスタリングを経た楽曲でも、エンコードによって周波数特性や全体の質感が少なからず変化してしまうのです。それだったら、最初からエンコード後の音を聴きながらミックス/マスタリングをした方がいいんじゃないか?という発想で開発されたのが、この「Sonnox Fraunhofer Pro-Codec」というわけです。いかにもSonnox社製らしい、明確なアプリケーションを持った即戦力プラグインと言えるでしょう。
多くの人はご存じかと思いますが、MP3/AACのエンコード処理は、エンコーダーのアルゴリズムによって音質が異なります。そこでSonnox社は、今回のプラグインの開発にあたって、まずはドイツのFraunhofer IIS研究所にコンタクト。知る人ぞ知るFraunhofer IIS研究所は、MP3/AACコーデックを生み出したオリジネーターであり、エンコードに関する膨大なノウハウを持っています。そして共同開発の結果、誕生したのが「Sonnox Fraunhofer Pro-Codec」というわけです!製品名にもしっかり「Fraunhofer」の名が入っています。
コーデックはMP3、MP3 Surround、AAC-LCおよびHE-AAC、ロスレス・コーデック、MP3 HD、HD-AACに対応。プラグイン画面を見ると、中央に大きくFFTメーターが配置され、変換前後のレベル差、コーデックを使用することで発生するノイズをリアルタイムに確認できるようになっています。Bit-streamメーターでは、デコード時のピーク/オーバーロードをチェックすることが可能。コーデックごとの音質変化を見るためのA-Bオーディションはもちろん、ブラインド・テスト用のABX比較も行えるようになっています。
コンピューターを使って音楽制作を行っている人なら必携と言えるこのプラグイン。リリースは間もなくとのことで、期待して待つことにしましょう!!!
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