Rock oN Company 2011 NAMM ショー・レポート!

Arturia

Arturia SPARK誕生!!ハードウェア&ソフトウェアの良い部分を凝縮。アーティストのクリエイティビティを刺激することのみを追求した画期的ビート・クリエイティブ・マシーン!

Arturiaブースでは新製品、Arturia SPARKを展示。そのサウンドと「Arturiaがビートマシン?!」という単純な驚きが注目の的となっていました。
その個性的なルックスに完全に反比例する扱いやすいインターフェース、直感的なパフォーマンスにに来場者は釘付けでした!!
  • ハードウェアの操作性を極限まで追求したデザイン!

そのスペース・シップ的ルックスからは想像出来ないほどに扱いやすく、回したいもの、使いたいノブ、パッドにすぐに手が届くインターフェースデザインは、Arturiaのハードウェア・コントローラーに対する真面目な姿勢が伺えます。既存のハードウェアシンセ、 Arturia ORIGINにも通ずるジョグ・ダイアルはスピーディにキット、インストゥルメンツの選択が可能です。

  • 最大64ステップのシーケンサーと8つのベロシティ・センシティブ・パッド、エフェクト用XYパッド各トラックに用意された3つのノブが織りなすサウンド・クリエイション。

ジョグ・ダイアルの回りを城壁のように取り囲むスイッチはパターンセレクターとして機能。円形状にまとまったスイッチ群に最初は戸惑いますが、なれてしまうと非常に快適かつセレクトミスも少ないデザインです。更に左上に配置されるフィルター部分はXYパッドになっており、より直感的な操作を実現しています。そして各トラック上部に配置される3つのノブには様々なパラメーターをアサインすることが出来ます。

  • ユニバーサルMIDIコントローラーとしても素晴らしい性能を発揮!

今回、我々の前でパフォーマンスして頂いたロメインさんによるとMIDIコントローラーとしては特にAbleton Liveとのインテグレーションを念頭に設計されており、ラップトップによるジャム・セッション時に特にお薦めとのことでした。全てが直感的に操作出来ることのみ考えられてデザインされたインターフェースなので、ライブでの使用を前提にデザインされたAbleton Liveとの相性は悪いはずがないと期待が持てます!

  • 膨大な音色から望むものだけを素早く取り出すiTunes Cover Flow的ブラウザー

480種類の楽器群、50種類のドラムキットを標準装備したライブラリーは、この世で考えうるほとんどのジャンルを網羅しており、音色で迷うことはありません。TR-808、TR-909、Linndrum、DMX等の定番は勿論、アコースティック・ドラムキットも勿論完備。そしてその膨大なライブラリーを行き来するために正に某音楽再生ソフトのようなジャケットカバーをスワイプしていくデザインを採用。求める音色に視覚的な側面からもアプローチ。トラック作りの効率も上がりそうですね!

語っても語り尽くせないほど、素晴らしい機能、性能を秘めたこのArturia SPARKは今年一番の台風の目となること間違い無し!!今後の動向に目が離せません!!

それでは最後にArturia Product Manager、Romain Dejoieさんによると発売日は春頃、価格は$599とのこと。このプライスでこの性能は正に脅威ですね。

それでは最後にそのRomainさんの華麗なパフォーマンスをご覧下さい!!

その他には国内販売が待ち遠しいArturia Analog Experience Factoryの上位機種、Arturia Analog Experience Laboratoryも展示されており、イージーかつ、即戦プリセット大量搭載のアルペジエイター、”Melody”と、2つの音色をレイヤー可能なファンクションを搭載し、Analog Factoryからの更なる進化を実感しました!!

インターフェースのツマミもAnalog Factoryと比べると増えてますね。より細やかな音色コントロールが出来そうです。

今年はArturiaから目も身も心も離せない年になりそうです!

Arturia

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