KORGシンセサイザーの歴史と未来を繋ぐ9つのエンジン。SSD搭載型第二世代ワークステーション「KRONOS」堂々デビュー!
遂にKORG USサイトの前情報でも話題となっていた「KRONOS」がそのヴェールを脱ぎます。KORGブースにて12時開始のデモンストレーションへ我先にとばかりに詰めかけた人だかりで異常な盛り上がりとなった今年のKORGブース。
それもそのはず、超大型の8インチTFT液晶(800×600ドット!)のタッチインターフェースとKORG伝統とも言えるシンプルな操作系統。それでいてどこか懐かしいデザインからKORGの本気度が伝わるようなKRONOSが醸し出す雰囲気。その実態はKORGシンセサイザーが誇る歴史の数々と最新技術とを極めて高い完成度で繋ぐ、新世代ワークステーションシンセだったのです!
まずはKRONOSの由来でもある9つのサウンドエンジンのデモンストレーションムービーを2つ、そして本体の操作感をチーフエンジニア今泉氏の解説とともに豪華ムービー3本立てでご覧下さい!
KORG KRONOS デモンストレーションpart.1
KORG KRONOS デモンストレーションpart.2
KORG KRONOS製品解説
OASYSのように太く芯のあるサウンドこそ共通ですが、シンセシスやプリセットの違いだけでなくモデリングシンセサイザーそれぞれの音の個性がしっかりと異なるのがおわかりいただけるでしょうか。
PolysixのPADサウンドからAL-1のハイ抜けの良い突き抜けるようなサウンド、さらにはPCMでは得難い音抜けを誇るフィジカルモデリング・ストリングスまで、単純に多彩なだけではなく9台のシンセサイザーを個別に持つ事と同等以上のポテンシャルを秘めています。
そしてPCMシンセサイザーも従来のワークステーションシンセとは完全に別次元。最新モデルとなる「SGX-1 Premium PIANO」は4GBものサンプルをストリーミングで再生。屋根の開閉やノイズなど専用単体ソフトウェアさながらのEDIT性能。さらにマルチ音源HD-1に至っては20GBという型破りな容量とシステムを活かし、ドラム音源ならルームアンビエント調節までやってのけます。
そんなKRONOSの中でも特筆すべきは9つのサウンドエンジンを驚くほど快適な操作で単体機として集約させている64GB 高性能SSD。超大型カラータッチパネルの吸い付くような反応は従来の製品とは一線を画したクオリティをユーザーに実感させてくれます。各エンジン使用時のUIをグラフィカルに変更したのも優れた基本性能あってのことでしょう。KORGが持つ伝統的なデザインと先進性を融合したKRONOS、そのサウンドを聞けば誰もが欲しくなるに違い有りません。
16trackのAudio/MIDIシーケンサーやサンプラーのGUIは伝統のインターフェースを踏襲しておりKORGユーザーであれば誰もが違和感無く使いこなせるように設計されています。自動フレーズ生成を行うKARMA機能やm3搭載のドラムトラックなどサウンドエンジンだけでなくToolも充実。特に24bit/48kHz対応のUSB Audio/USB MIDI搭載でPCを絡めた制作システムにも1台で導入出来るなど基礎体力に抜かりは有りません。
9つの異なるエンジンに加え、ワークステーションとしての多彩なToolは時に難解と思われる方もいるかもしれません。しかし9つの異なるシンセサイザーの中にはアナログシンセの銘機をはじめ、最新PCMサンプルやフィジカルモデリングから伝統のCX-3オルガンまで、KORGの歴史と未来がOASYSでの技術開発とSSDにより融合した型破りなシンセサイザーとして大成したワークステーションの決定版と言えます。
KORGユーザーであれば迷わず買い替えをお勧めしたいモデルですね。61~88鍵盤までの3モデルともに価格、発売時期未定では有りますが、OASYSの時とは違い、ずっとお求めやすい価格でリリースしますというありがたい言葉もいただきました。2011年店頭にKRONOSが並ぶ日が今から待ち遠しいですね。このサウンド、スペックで見ずにとにかく一度試奏してほしいと心から思える逸品です。
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遂に真打ち登場と言うべきでしょうか。某メーカーが様々なシンセシス方式を捨てて「PCM+ソフトDAWコントローラー」路線に行ったのとは正反対の、正に「必要なシンセエンジンが全て搭載されたハードウェア・ワークステーションの進化系」ですね!
個人的に細かい所で良いと思ったのは、これ迄のKORGハイエンドワークステーションでは追加音源オプションが別売りハード(DSPボードやROMカード、メモリー等)でいつの間にか売り切れて中古市場で高額取引、と言う流れだったのが今回は最初から全部載せ! メーカーHPでの別売りオプションが今の所、汎用のペダル類ばかりなのが清々しいです。
ノブとスライダー弄って鍵盤とピッチベンドで弾くのがシンセの面白さだ!!と言う主張がビシビシ伝わってきます。早く実機触りたい!!
もう一つ、これはリクエスト。レガコレを持っているので、ソフトシンセ版MS-20やPolysixで作ったパッチを読み込める様になると更に助かります!!
OUTジャック、ステレオフォーン端子でバランスアウトとかって無いよなぁ~
ん?アウトプット L/MONO、R(標準フォーン・ジャック(平衡)、出力インピーダンス:170Ω(ステレオ)、85Ω(モノ)、規定レベル:+4.0dBu ってまさか
サンプリング ビット/周波数 16bit/48kHz ってやっぱり収まりのいい値なのでしょうか?
DAWにしても音質はさておき音色でも24bit,32bit,64bitと違いますもんね