Rock oN Company ショー・レポート！IBC 2012 / PLASA 2012

SONY

幅広い製品群のSONYブースは、E-Mount採用のNEXシリーズや初の電動ズームレンズに加え、Sound Forge Pro Mac版も見所！

Cine-Alta、HDCAM SR、XD CAM、NX CAMまで幅広いラインナップを誇るSONY。IBCでも新作の発表が有りました。NABでも盛り上がりを見せていたE-MountのNEXシリーズ。初の電動ズームを持ったレンズが発表です！！！

NEX-EA50
これが注目の新製品！APC-Cサイズのセンサーを持つNXCAM。注目は、そのスペックではなく付属するレンズにあります！E-Mount初の11倍電動ズームということで、E-Mountカメラのユーザーから単品発売の質問が飛び交っていました。残念ながら、現時点での単品販売予定はないとのことですが、これだけのオファーがあれば今後、その可能性も高まってくるはずです！

電子ズームも備え、単焦点レンズの使用時にも最大２倍のズームが可能となる画期的な機能を搭載しています。ショルダースタイルにも対応、XLRでの外部音声入力等、現場で必要な機能を盛り込み機動性高いモデルに仕上がっています。

SDカードと、専用メモリへの同時記録が可能です。汎用性の高いSDを使用できるのもNXCAMの特徴ですね。

NEX-VG20に電動ズームを装着しての展示が。単品販売は当初ないと言いながら、こんな展示をするということは。。。

NEX-FS100E
Super 35mmの撮像素子を持つNXCAM。E-Mount対応でAVCHD記録が可能です。国内では、NEX-100Jとして販売されていますが、ヨーロッパでは、IBCが初登場となっていました。NABで高い注目を集めた4Kカメラ&1Kでの10倍スローを可能とするNEX-FS700と共にヨーロッパでも話題の中心となっています。

低価格で、高画質を実現するSONYのSuper 35mm – E-Mountを持つNEX-FSシリーズ。今後の展開から目が離せないラインナップです。

3Dテレビも展示。裸眼3Dの展示でした。ヨーロッパでの3Dはどうなのでしょうか？あまり展示が多くないところを見ると、国内同様に3Dではなく、4Kの方向に向かっているのではないかと感じられます。

DWXシリーズデジタルワイヤレスシステムをかなりの広面積で展示していました。このシステムは、従来のA/B帯の電波を利用した24bit/48khzの高音質デジタルワイヤレスシステム。

そしてこちらは国内未発売モデル。楽器 / コンシューマーレンジの2.4GHz帯を利用するデジタルワイヤレス「DWZシステム」を展示していました。高音質で、手頃な価格の商品が揃う2.4GHz帯のデジタルワイヤレス・システムですが、はたしてSONYのサウンドクオリティーはどうでしょうか？これから国内での登場が楽しみな商品ですね。

まだまだSONYの展示は続きます！DAWソフトのSound Forge Proですが、なんとMac版がリリース！元々はWindows専用ソフトでしたが、やっとのMac対応です！録音、編集はもちろん、iZotopeのマスタリングツール、オリジナルのNoise Reduction 2、PQなどを含んだPMCDの書き出し機能、様々な表示が可能なフェイズ、スペクトラの解析、ファイルのバッチ変換処理他、優れた機能を持ちます。リリース時期が気になりますね！！

Sound Forgeとくれば、もちろんVegasも展示されていました。こちらは、大きな発表はありませんでしたが、隠れた人気編集ソフト。NXCAM,XDCAMとの連携に関しては、同一メーカーならではの強みを持った編集機です。

最後は、4Kのソリューション。ブース内には4K Theaterが設置され、積極的なアピールが行われていました。

SONYはフラッグシップカメラF65を筆頭にCine-Altaというラインを展開しています。Digital-Cinemaのクオリティーを放送に、フィルムを置き換えるべくHDCAM SRを中心に展開を進めています。ヨーロッパでもF65の使用実績が増えているとのコメントもあり、着実に４Kの現場が増えていることを実感します。今回の発表の中で、AutodeskがSRMASTERのパートナーに加わったと嬉しい発表も有りました。