Rock oN Company ショー・レポート!IBC 2012 / PLASA 2012

Medialas

Medialasは、直感的操作のソフトウェア「M III」と、コンパクトでリーズナブルなプロジェクター「NeXXus 750」を出展!といよいよレーザー機器もコンシューマーやアーティストに近い存在になってきています!


ドイツのレーザー機器メーカーMedialasのブース。レーザーソリューションの開発と販売を20年間も続けてきた老舗のメーカーです。ちょうどブース横が会場の壁面になっているため、それを利用して自社製品のデモンストレーションを行っています。

ステージ照明も音楽制作と同様にPCベースの環境構築が進んでいいます。特にショーとの同期性が高くスピーディーな展開やアニメーションが求められるレーザー分野の制御はPC無しでは考えられません。

これはレーザーシーケンスソフトM III。レーザー機器のシーケンスは本来、高度な技術と知識が必要となるものですが、このM IIIは非常に分かりやすい設計となっていて、ぱっと見ただけだと私にも使えそうな気になるほど。日本国内では、今後ゴングインターナショナルで取扱い開始予定とのことです!

画面中央部の白と黄色の線が見える部分がタイムラインになり、ここにアニメーションやカラーチェンジ、ムービングを象徴するアイコンをドラッグ&ドロップするだけでショーが完成するという手軽さです。ムービー編集ソフトで動画にエフェクトをかけるような、あの感覚です!

今回はタッチパネルのPCで展示。パっとタッチしてシーケンスに張りつけます。従来の専用ハードウェア比べて、PCを使うことで、非常にローコストにシステムが構築できるんですね。DAWのように、基本のムーブをプリセットで呼び出し、それを微調整して手早くショーを作るといった方法もできます。Medialasでは一つのショーをプログラムしたシーケンスデータも販売しているとのこと。音楽制作で言うところのMIDIデータ販売と似ています。

実際にレーザーがどういう動きをするのかを視覚的にシミュレーションするモードもあり、プロジェクターが無い状態でもシーケンスプログラムを作り上げることができます。

X、Y、Zは動きや角度のパラメーター

カラーのシーケンスはここで。

複数のシーケンストラックをマトリックスで割り当てることで、複数台のプロジェクターを一括制御可能。大規模なショーケースにも対応します!

またこのM IIIにはwav、mp3や各種ビデオデータがインポートでき、内部MTC(Midi time code)ジェネレーターを介することでオーディオとの同期も可能です。

外部機器との同期やコントロールはオプションのHyper Port InterfaceをI/Oボックスとすることで、照明規格のスタンダード「DMX512」で行います。

次はレーザープロジェクター Medialas製品最小のNeXXus 750は、コンシューマーも視野に入れたリーズナブルなプライスが設定。しかしその性能はプロ機にひけをとりません。RGBレーザーモジュールと超高速駆動の反射鏡(super fast galvo deflection systems)が精彩なショーを演出します。

PCとレーザーをUSBで接続。コントロールはこの専用ボックスを介したDMX512プロトコルで行います。

滅多に観ることができない、アニメーションレーザーの裏側です。

本体背面にはSDカードスロットが!NeXXusシリーズはSDカードを使ったプレイバックができるためシンプルなシステムアップが可能なので、パブリックスペースやアミューズメントの演出にも威力を発揮することでしょう。

(※ ちなみに今回我々にMedialasブースを案内してくれたのはDIRK R. BAURさん。後で調べてみるとショーレーザー界の大御所の方だったそうで、これまでに著書もリリースされていました。)

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